谷崎潤一郎(タニザキジュンイチロウ)「小さな王国」(チイサナオウコク)

227 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2010/11/07(日) 23:18:12 ID:7Yv50wtv
【いつ読んだ】
20年ほど前
【覚えてる内容】
・昭和初期頃の話だったと思う
・主人公は貧しい小学校教師
・主人公が担任をしているクラスにカリスマ性の高い生徒(転校生だったかも)がいて、
クラスを殆ど統治している状態
・最終的に主人公もその支配枠に組み込まれる
【覚えているエピソード】
・戦前のことなのでクラス委員は主人公が決定するのだが、全く無意味な存在となっている
・クラス全員の小遣いや自由に扱えるものをカリスマが管理し、独自通貨を発行。生徒に給付
してやりとりさせている
・ラスト、支配枠に組み込まれた主人公は給付された独自通貨をうっかり店で使おうとしてしまい、
妙な顔をされてあたふたする

228 名前:ですな[sage] 投稿日:2010/11/08(月) 00:29:56 ID:eQcgpvZn
“貧しい小学校教員”で検索すると谷崎潤一郎「小さな王国」と出ましたが

234 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2010/11/09(火) 22:04:12 ID:BTFcKA56
>>228
これでした……小学校の話だから児童書だと思い込んでました

あの本のタイトル教えて!@児童書板 13冊目
http://kamome.5ch.net/test/read.cgi/juvenile/1285070878/227-234

小さな王国・海神丸 (少年少女日本文学館4) 単行本 – 1987/2/12
谷崎 潤一郎 (著), 野上 弥生子 (著), 鈴木 三重吉 (著)
http://amazon.jp/dp/4061882546
表紙画像あり
常識が徐々に破られていく世界を鋭く描く.50人の生徒の信頼と服従を得,しかも独自の通貨さえもった「小さな王国」を創りあげる少年を描いた表題作の他,「母を恋うる記」「おみつさん」の計4編を収録

小さな王国・海神丸 (21世紀版・少年少女日本文学館4) 単行本 – 2009/2/24
野上 弥生子 (著), 谷崎 潤一郎 (著), 鈴木 三重吉 (著)
http://amazon.jp/dp/4062826542
表紙画像あり
内容紹介
日本文学の名作を21世紀の子ども達へ! 読みやすい総ルビ、カラーさし絵、本文中の豊富な用語解説で、文学にはじめて出会う子供の理解を助ける、児童むけ日本文学全集の決定版。
内容(「BOOK」データベースより)
強い個性と独自の才覚で、級友たちを支配する少年を描く「小さな王国」。実際に起きた事件を題材に、漂流する船のなかでの人間の葛藤をあつかった「海神丸」。だれもが抱える心の闇に迫った両作品のほか、少年の女性への思慕をあたたかくとらえた鈴木三重吉の「おみつさん」などを収録。

金色の死 (講談社文芸文庫) 文庫 – 2005/3/11
谷崎 潤一郎 (著), 清水 良典 (解説)
http://amazon.jp/dp/4061983989
表紙画像あり
内容紹介
潜在的な<妻殺し>を断罪
江戸川乱歩の「パノラマ島綺譚」に影響を与えたとされる怪奇的幻想小説「金色の死」、私立探偵を名乗る見知らぬ男に突然呼びとめられ、妻の死の顚末を問われ、たたみ掛ける様にその死を糾弾する探偵と、追い込まれる主人公の恐怖の心理を絶妙に描いて、日本の探偵小説の濫觴といわれた「途上」、ほかに「人面疽」「小さな王国」「母を恋ふる記」「青い花」など谷崎の多彩な個性が発揮される大正期の作品群7篇。

潤一郎ラビリンス〈5〉少年の王国 (中公文庫) 文庫 – 1998/9/18
谷崎 潤一郎 (著)
http://amazon.jp/dp/4122032474
表紙画像あり
内容(「BOOK」データベースより)
おとなの世界へ足を踏み入れていく少年を主題にした佳作「二人の稚児」「小さな王国」「母を恋ふる記」「惑る少年の怯れ」と、全集未収録作品「小僧の夢」の五篇を収める。少年期の縹渺たるころの、無意識的なまま性にめざめる純粋な姿を豊潤な筆致で描き出す。

美食倶楽部―谷崎潤一郎大正作品集 (ちくま文庫) 文庫 – 1989/7
谷崎 潤一郎 (著), 種村 季弘 (編集)
http://amazon.jp/dp/4480023291
表紙画像あり
内容(「BOOK」データベースより)
「善に対して真剣になれず、美しき悪業に対してのみ真剣になれるような、奇態な性癖を己に生みつけたのは誰なのだ」―対象の善悪を問わず美しいものへの惑溺に情熱を燃やし尽くした谷崎。大正期の谷崎文学に注目してきた編者種村氏が、表題作ほか7篇で再構成した珠玉のアンソロジー。いま新しく、谷崎文学の再発見。
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002000673-00
タイトル 美食倶楽部 : 谷崎潤一郎大正作品集
著者 谷崎潤一郎 著
著者 種村季弘 編
著者標目 谷崎, 潤一郎, 1886-1965
著者標目 種村, 季弘, 1933-2004
シリーズ名 ちくま文庫
出版地(国名コード) JP
出版地 東京
出版社 筑摩書房
出版年 1989
大きさ、容量等 447p ; 15cm
ISBN 4480023291
価格 740円 (税込)
JP番号 89057333
部分タイトル 病蓐の幻想.ハッサン・カンの妖術.小さな王国.白昼鬼語.美食倶楽部.或る調書の一節-対話.友田と松永の話.青塚氏の話

4お金物語 (中学生までに読んでおきたい日本文学) 単行本 – 2010/12/24
松田 哲夫 (監修, 編集)
http://amazon.jp/dp/4751526243
表紙画像あり
内容紹介
山之口貘「告別式」/山本周五郎「経済原理」/獅子文六「塩百姓」/谷崎潤一郎「小さな王国」/
星新一「マネー・エイジ」/太宰治「貧の意地」/中戸川吉二「寝押」/ 林芙美子「清貧の書」/
室生犀星「陶古の女人」/内田百閒「無恒債者無恒心」/森鷗外「高瀬舟」
内容(「BOOK」データベースより)
あればいいってもんじゃない。名作短編がぎっしりつまった一冊。

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