677 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:04/02/23(月) 22:35 ID:my+Bxu+h
17~20年ほど前に、確か小学校の図書室で読んだと思われる本を探しています。
お心当たりの方がおられましたら、教えて頂けないでしょうか。
・よその国に植民地にされている?されかけている?国の山里の家族が主人公。
(自分のイメージとしては東南アジアのような…)
・家族構成は、母・長兄・次兄・妹。
・よその国の兵隊が、里にも踏み込んできた(と思う…)
・兵隊に踏み込まれた時に、次兄はベッドの下?にもぐって隠れていた。
・その時に、兵隊が銃剣でベッド・もしくは次兄が被っていた布団?をつきさしたシーンがあった。
・最後は、「どこかの山奥の里で、みんなひっそりと暮らしているのです」というような終わりだったような…
うろ覚えで「くおんしゅの里(むら?)」とか「しおんしゅの里」とかだと思っていたのですが、
ぐぐってもみつかりません…
ご存知の方はいらっしゃらないでしょうか?
よろしくお願い致します。
687 名前:ですな[sage] 投稿日:04/02/25(水) 22:51 ID:J6B+u5To
斎藤隆介の短編ではないかと思いますがタイトルはわかりません>>677
斎藤隆介全集に「ショーンのネズミ」という作品があるようですが
どうですか
691 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:04/02/26(木) 09:00 ID:U5jROutS
>>677
>>687さんの作品は、「兄がベッドの下に隠れていた」というエピソードはあるのですが、
細部が少し違うかな?と思うので、もう少し詳しく書いてみます。
「ショーンのネズミ」は、
・語り手は少年。
・姉の結婚式の日に、軍に反抗しているゲリラの指導者をベッドにかくまって新郎の
ふりをさせて兵隊をやりすごす。
兵隊は、新床への無粋な踏込みを少年に非難されて、ベッドには触らずに帰る。
・ベッドの下に隠れていたのは義兄で、もしみつかっていたら義兄のほうが指導者と
間違われて殺されるところだった
・義兄と姉は、その後捕まって拷問を受け、殺される
・少年も今はゲリラの工作兵として活動している。ネズミ、はコードネーム。
重いテーマの中に、少年の、姉への思慕とほのかな性意識の芽生えが織り交ぜられた
印象深いお話でした。
692 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:04/02/26(木) 09:03 ID:U5jROutS [2/2]
↑自己レス。
殺されたのは姉だけで、義兄は今もゲリラ活動してたかも…。
その部分の記述がとても印象的だったので。
お探しの助けになればいいんですが。
707 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:04/02/29(日) 02:08 ID:eJKeMiTg
>687さん
>691さん
レスありがとうございます。
女の子は末っ子だったような気がしていましたが、
>691さんが書いて下さった粗筋を読んでいたら、これだったような気がしてきました…
(質問を書き込んだときも、「長兄」については記憶が曖昧だったりしていたので。)
とにかく、教えて頂いた情報をもとに探して読んでみたいと思います。
どうもありがとうございました!!
708 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:04/02/29(日) 02:09 ID:eJKeMiTg
すみません、>707=>677です。
761 名前:677[sage] 投稿日:04/03/13(土) 07:56 ID:lAXbUaAO
>687さん
>691さん
遅くなって申し訳ありません。
教えていただいた本を探して読んでみたのですが、違っていました…。
引き続き、お心当たりの方の情報をお待ちしております。
>687さん、>691さん、どうもありがとうございました。
私の読んだ本では、
・次兄(多分)の被っていた布団(か…母親の使っているはぎれ布入れだったかも)を
踏み込んできた兵隊が銃剣で突き刺し、下に隠れていた次兄に刺さる寸前だった
・最後は皆殺されてしまい、もう侵略者の手の及ばないところ(=あの世?)で
ひっそり幸せに家族全員で暮らしている…という感じ
・登場人物の名前はカタカナではなかったと思います
どなたか~~うう…宜しくお願い致します…。
761 名前:677[sage] 投稿日:04/03/13(土) 07:56 ID:lAXbUaAO
>687さん
>691さん
遅くなって申し訳ありません。
教えていただいた本を探して読んでみたのですが、違っていました…。
引き続き、お心当たりの方の情報をお待ちしております。
>687さん、>691さん、どうもありがとうございました。
私の読んだ本では、
・次兄(多分)の被っていた布団(か…母親の使っているはぎれ布入れだったかも)を
踏み込んできた兵隊が銃剣で突き刺し、下に隠れていた次兄に刺さる寸前だった
・最後は皆殺されてしまい、もう侵略者の手の及ばないところ(=あの世?)で
ひっそり幸せに家族全員で暮らしている…という感じ
・登場人物の名前はカタカナではなかったと思います
どなたか~~うう…宜しくお願い致します…。
915 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:04/05/09(日) 01:23 ID:jwkEOJja
677さんの探している本が、私の探しているものと同じではないかという気がします。
こちらもうろおぼえなので定かではないのですが……。
読んだ時期は今から十五年ぐらい前、小学校の図書室か図書館だったと思います。
本のサイズは新書より少し大きいぐらいでハードカバーだったような。
活字はやや大きめで、水彩画みたいなタッチの挿絵が入ってました。
作者が日本人か外国人かは残念ながら記憶にないです。
戦争に巻きこまれている東南アジアっぽい国が舞台。
夫を亡くした未亡人である母親には、殆ど大人になりかけている
息子が二人、娘が一人います(この他にもっと小さい子供もいたかもしれません)
ある日、娘が戦争に巻きこまれて死んでしまいます。
(目を見開いたまま死んでいました……みたいな文章があったような)
母親は死んだ娘の為に、タペストリーのようなものを作りはじめます。
(錦のような織物だったと思うのですが、もしかしたら刺繍かもしれません
またタペストリーという単語は出て来なかった可能性が高いです)
絵柄は娘の暮らす理想郷。花が咲き乱れ平和そのものの風景の中に、娘が微笑んでいます。
母親がタペストリーを作っている間に、二人の息子達は戦争に参加する為か、
レジスタンス活動をする為か、とにかく家を出て行きます。
タペストリーが完成に近づき、後は太陽を織り込むだけとなった頃、
息子の片方が軍に追われて帰って来ます。
母親はとっさに息子を端切れか何かの中に隠します。
幸い息子は見つからないのですが、母親の作っていたタペストリーに目を止めた兵士は、
それを手土産がわりに持ち帰ろうとします。
母親が必死でそれを止め、結局息子も飛び出してしまい?(この辺り記憶曖昧)
とにかく息子は刺されてしまったと思います。
その後母親が気づくと、息子と一緒にタペストリーの中の理想郷にいて、
死んだ筈の娘が笑って出迎えてくれました。
(空には太陽が輝いていて、その太陽は息子の血でできたもの、みたいな
文章があったと思います)
最後、山奥のどこかに存在している理想郷に、もう一人の息子が訪ねて来ます。
息子は家族と再会できて喜びますが、ここにはいられないといいます。
「この国が平和になるまで戦い続けないといけないから。
皆に会えて良かったよ」と告げて。
これだけ憶えていながらどうしてタイトルも作者も憶えていないんだろう……。
952 名前:677[sage] 投稿日:04/05/20(木) 18:15 ID:gIKFcbGi
>915
おお、同じ本?かな?を探してらっしゃる方が!
私の記憶はかなり曖昧で…915さんはかなりはっきり覚えてらっしゃるんですね。
>677で「銃剣で布団?を突き刺すシーンが」と書いたのですが、
はぎれの入った袋だったような気もしています。
(それはそれで、915さんの記憶とずれるのですが。)
パッチワーク・理想郷などのくだりについては記憶がありませんが、
最後に出てきた「みんなで暮らしてる里」は確かに「この世ではない、ひっそりと穏やかな里」
という感じの場所だったと思います。
…>915さんの書き込みを見て自分の677を見ると、かなりへぼい描写ですね…。
お心当たりの方がおられましたら、教えていただけると嬉しいです。
そ・それと、「くおんしゅの里(むら?)」というタイトルは、
コバルト文庫の短編集に入っている、全く別の話と混同していたようです。
申し訳ありません…
963 名前:915[sage] 投稿日:04/05/24(月) 01:03 ID:HTg4mvyy
>>952
私の記憶も昔のものなのでイマイチ自信がないのですが……。
ちなみに読んだ時点で新しい本ではなかったと思います。
タペストリーや理想郷という単語が出て来たかどうかは
はっきり覚えていないのですが、
母親がそういう感じの織物か刺繍のようなものを作っていたとは思います。
(絵柄に織り込まれた娘の姿を、他の子が褒めるシーンがあったような……
それと母親が太陽の為の赤い糸を探すシーンも)
あと息子の隠れ場所もはっきり覚えてないのですが、
端切れの山か袋か、とにかく布が絡んでいたように思います。
兄弟順を全く覚えていないのですが、最後に「兵士になった」
と訪ねて来る息子は、もともと読書が好きな大人しい子で、
本を読みながら魚釣りをしているシーンが冒頭にあったように思います。
(略)
http://book3.5ch.net/test/read.cgi/juvenile/1064147115/677-963
あの本のタイトル教えて!@児童書板 12冊目
http://love6.5ch.net/test/read.cgi/juvenile/1255185157/80
80 名前:ですな[sage] 投稿日:2009/11/18(水) 23:59:02 ID:Byhk1vc3 [3/3]
963 :915 :04/05/24 01:03 ID:HTg4mvyy
>>952
私の記憶も昔のものなのでイマイチ自信がないのですが……。
ちなみに読んだ時点で新しい本ではなかったと思います。
タペストリーや理想郷という単語が出て来たかどうかは
はっきり覚えていないのですが、
母親がそういう感じの織物か刺繍のようなものを作っていたとは思います。
(絵柄に織り込まれた娘の姿を、他の子が褒めるシーンがあったような……
それと母親が太陽の為の赤い糸を探すシーンも)
あと息子の隠れ場所もはっきり覚えてないのですが、
端切れの山か袋か、とにかく布が絡んでいたように思います。
兄弟順を全く覚えていないのですが、最後に「兵士になった」
と訪ねて来る息子は、もともと読書が好きな大人しい子で、
本を読みながら魚釣りをしているシーンが冒頭にあったように思います。
手島悠介 『まぼろしの村はどこに』 国土社 ではないでしょうか
長文申し訳ない
まぼろしの村はどこに (1979年) (国土社の創作どうわ) - – 古書, 1979/1
手島 悠介 (著), 藤沢 友一 (イラスト)
http://amazon.jp/dp/B000J8JS88
表紙画像あり
まぼろしの村はどこに (国土社の創作どうわ 10) 単行本 – 1979/1
手島 悠介 (著), 藤沢 友一 (イラスト)
http://amazon.jp/dp/4337129103