民話(中国)「ながいかみのむすめ」

56 名前:なまえ_____かえす日[] 投稿日:2015/11/11(水) 20:24:59.27 ID:tCU4MGup
【いつ読んだ】
1970年代前半
【物語の舞台となってる国・時代】昔のたぶん朝鮮(そうでなくても日本以外の東アジア)
【翻訳ものですか?】翻訳というか、原話は朝鮮かどこかの昔話みたいでした。
【あらすじ】
昔あるところに村があった。村には川も水のわく井戸や泉や池もなく、村人はいつも村から遠く離れた山に水を汲みに行って暮らしていた。
その村に一人の娘が病気の母親と暮らしていた。
ある日、畑仕事の最中、のどの渇いた娘は、ふとそばに野生の蕪が生えているのを見つけ、
その蕪でのどを潤そうと引き抜くと、そこから水が大量にわき出てきた。
びっくりして蕪をまたもとに戻すと水は止まった。そこに鬼か魔物みたいなのが現れて、
「このことを誰にも言うな。もし言ったらお前の命を貰う」と脅かした。
娘は誰にも言わないと約束したが、水不足に苦しむ村人達を見ていると黙っているのが日に日に苦しくなり、
とうとう、秘密を皆に教えてしまう。
それを知った魔物は怒って「明日、お前の命を貰いに行く」と言う。
娘は覚悟を決めるが不思議な老人が事情を聞き、「わしが助けてやろう。少し痛いが我慢しなさい」
と娘の髪の毛を一本一本全部抜いて身代わりに作った人形の髪にすると人形は娘そのものになり、
魔物はそれを娘だと思い、蕪から流れ出た滝につるす?
魔物がいなくなると娘の髪はまた元通りにもどって、村も水不足から救われました、という話。
【本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵】
学研か小学館の学習雑誌に載っていました。
挿絵はよく時代・歴史小説の表紙や挿絵を版画で描いている原田維夫さんでした。
(この物語で原田さんの版画をはじめて見て、子ども向けの挿絵としては毛色が変わっていたので印象に残っています)

57 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2015/11/11(水) 21:56:09.39 ID:N39W2FgA
>>56
お話は「長髪妹(チャンファメイ)」中国洞族のものみたいですね
載っていた雑誌まで探すのは難しそうだ

58 名前:なまえ_____かえす日[] 投稿日:2015/11/12(木) 01:10:33.38 ID:1m6zFIjc
>>57
早速のお教えありがとうございます。
こんなに早くわかるとは予想してなくてありがたいです。
中国の方の話だったんですね。

あの本のタイトル教えて!@児童書板 18冊目
http://echo.5ch.net/test/read.cgi/juvenile/1444569960/56-58

ながいかみのむすめ (えほん・こどもとともに) 大型本 – 1994/1/1
王 敏 (著, 原著), 李 暁軍 (イラスト, 原著), Wang Min (原著), Li Xiao Jun (原著)
http://amazon.jp/dp/433806918X

ながいかみのむすめ (小峰書店): 1994|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002298186-00

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