ミシェル・トゥルニエ『新・ロビンソン クルーソー』

754 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2024/06/11(火) 14:17:57.44 ID:oYtlyvi8
【いつ読んだ】
1975年~1985年の間
【物語の舞台となってる国・時代】
無人島。時代は覚えていません
【翻訳ものですか?】
翻訳ものです
【あらすじ・覚えているエピソード】
基本的なストーリーはロビンソンクルーソーと同じで、たった一人で無人島に遭難してサバイバルする男の話です。
クルーソーより条件が厳しく、物資が乏しい上に過酷な環境だったと思います。
島には火山脈が通っており、そこからガスが噴出していました。
そのガスを吸ってトリップしていたことが印象に残っています。
現実逃避でしばらく中毒生活を送っていた主人公ですが、これじゃいかんと神に縋って立ち直りました。
【本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵】
文庫ではなかったと思います。
【その他覚えている何でも・解決のためにやったことなど(使用したキーワード)】
たぶんサバイバルフェアか何かで
「ロビンソン漂流記」「スイスのロビンソン」と並んで図書館の棚で発見しました。
子供心にトリップ場面が強烈で、「こんなん児童書でいいのだろうか」とドキドキしたのを覚えています。
色々検索したのですが、児童書で遭難といえばロビンソンに埋もれてしまい探せませんでした。
よろしくお願いいたします。

779 名前:なまえ_____かえす日[] 投稿日:2024/08/11(日) 14:42:36.66 ID:raBSsT0g [2/2]
>>754 多分この本だと思います
ミシェル・トゥルニエ/著;榊原晃三/訳『新・ロビンソンクルーソー』岩波書店 1973年刊

書名の通りデフォーの『ロビンソン・クルーソー』を別の著者(トゥルニエ)が
新たな解釈で書き直した物語で、無人島生活をする主人公はロビンソンです
本家ロビンソンよりも人間的な弱さにスポットを当てて書かれており
第6章の「まぼろしの見える沼」では、よどんだ水から発生するガスに酔って
豚のように地面を這いずり手当たり次第のものを食べたり
自分を助けてくれる船など様々な幻覚を見たりします

『新・ロビンソンクルーソー』は1979年、1989年に岩波書店から再刊された後、
1996年に河出書房新社から『フライデーあるいは野生の生活』の書名で刊行されています
蛇足ですが著者のトゥルニエは最初『フライデーあるいは太平洋の冥界』のタイトルで
ロビンソンの新解釈物語を書き、それを子供向けに書き改めたのが
『新・ロビンソンクルーソー(=フライデーあるいは野生の生活)』です

780 名前:754[sage] 投稿日:2024/08/13(火) 08:47:50.72 ID:BVPKX7vM
>>779
ご回答ありがとうございます
旧版の表紙に見覚えがありました
もう一度読みたいと思いあれこれ探していたところ自力では調べきれず諦めていたところでした
本当にありがとうございました!
それにしてもこちら、記憶通り、子供向けにしてはハードでしたね…

あの本のタイトル教えて!@児童書板22冊目
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/juvenile/1644655135/754-780

新・ロビンソンクルーソー 単行本 – 1989/9/1
ミシェル・トゥルニエ (著), ポール・デュラン (イラスト), Michel Tournier (原名), 榊原 晃三 (翻訳)
http://amazon.jp/dp/4001106744
表紙画像有り

ミシェル・トゥルニエ 著 ; 榊原晃三 訳. 新・ロビンソン クルーソー, 岩波書店, 1979.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I09111100599595

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