三田村信行(みたむらのぶゆき)『おとうさんがいっぱい』

821 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2005/11/18(金) 00:52:32 ID:+gWwDSM5
[いつ読んだ]10年位前、小学校の図書室で
[あらすじ]短編集で、私が覚えている話は以下の2作品です。
1.ある日突然主人公の父親が2人になった。2人は全く同じ姿で、持っている記憶も同じ。
 そして主人公の所だけでなく、日本中(?)で同じ現象が起きていた。
 困った政府はその家の子供に、どちらか1人父親を選ばせることにした。
 2人の父親は選ばれたいがために、主人公に好きなものを買ってやったりしてご機嫌をとる。
 結局主人公は一方を選び、選ばれなかった方は消えてしまう。
 主人公は「また父親が2人にならないかな。そしたらまたいろいろ買ってもらえるのに」などと思う。   
 そしてしばらくして主人公が学校から帰り、ドアを開けると今度はもう一人の自分が・・・

2.主人公の父親がある日突然、家の壁の中に入ってしまう。母親は父親が失踪したと思い込むが、
 主人公が一人でいるときだけは、父親は壁の中から話しかけてくる。しばらくは壁の中の父親と会話をしていたが、
 段々声が聞こえなくなってしまう。そして主人公の家は、父親が壁の中に入ったまま取り壊されてしまう。
[本の姿] ハードカバーではなく、新書サイズくらいだったと思います。
[その他覚えていること何でも] 挿絵が独特で、他の小説やエッセイなどでもよく見かける絵でした。
 絵の特徴は、人物は2頭身で手足が短く太い(頭が大きい)。そして線も太い。

上の両作品共にハッピーエンドで終わるものではなく、読んだ後に暗い気持ちになったのを覚えています。
分かる方がいましたら、よろしくお願いします。

822 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2005/11/18(金) 00:57:04 ID:tFj9cb8p
>821
三田村信行「おとうさんがいっぱい」かと。
スレッドあります

823 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2005/11/18(金) 01:01:09 ID:+gWwDSM5
>>822
それでした!!即レスありがとうございます。

あの本のタイトル教えて!(児童書板) 5冊目
http://book3.5ch.net/test/read.cgi/juvenile/1119772219/821-823

おとうさんがいっぱい (新・名作の愛蔵版) 単行本 – 2003/2/1
三田村 信行 (著), 佐々木 マキ (イラスト)
http://amazon.jp/dp/4652005148
表紙画像有り
内容(「BOOK」データベースより)
本当のおとうさんはどれ?今のぼくは本当のぼく?いつもと同じ一日がとつぜん迷路のような世界に。思わず背筋がこおる5つの話。
内容(「MARC」データベースより)
ある時突然、全国的にどのうちでもお父さんが5~6人にふえた。それぞれ自分が本物だというので、こまった政府は…。表題作を含めた5話の不思議で恐い物語。日本児童文学のロングセラーをリニューアルするシリーズ。

おとうさんがいっぱい (フォア文庫) 新書 – 1988/10
三田村 信行 (著), 佐々木 マキ (イラスト)
http://www.amazon.co.jp/dp/4652070713
表紙画像有り
内容(「BOOK」データベースより)
これね、ある時突然、全国的に、どのうちでもお父さんが5、6人に増殖するって話なの。それぞれ自分が本物だって主張するので、こまった政府はそこんちの子どもに1人選ばせて、残りは処分するって方法をとるわけ。…いい気になった子どもたちがある日学校から帰ってくると…もう一人の自分がそこにいるの。選ぶ側から、選ばれる側にまわされた時の恐怖…。小学校中・高学年向。

http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000794463-00
タイトル おとうさんがいっぱい
著者 三田村信行 作
著者 佐々木マキ 絵
著者標目 三田村, 信行, 1939-
著者標目 佐々木, マキ, 1946-
シリーズ名 理論社のroman book
出版地(国名コード) JP
出版地 東京
出版社 理論社
出版年 1975
大きさ、容量等 203p ; 23cm
JP番号 45001896
出版年月日等 1975
対象利用者 児童
資料の種別 図書
言語(ISO639-2形式) jpn : 日本語

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