村中李衣(むらなかりえ)『小さいベッド』

15 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2005/12/18(日) 22:57:03 ID:SuCPu14J
[いつ読んだ]
7,8年前。
[あらすじ]
連作短編、と言っていいのでしょうか。
病院の小児科の話です。
[覚えているエピソード]
短編の1つ。
女の子が入院するに当たり、お母さんに「キリンのぬいぐるみ」が欲しい、と言う。
女の子はただなんとなく言っただけだったのだが、お母さんは本気で探し回り、買う。

また別の話で、若い医者が入院患者に「ミシンにするから注射針ちょうだい」って言われて困ってた記憶があります。

最後の話で、

ネタバレ注意


今までの話は、実は病院の子供にお話をしにくるおばさんの話だった、というおわり方だったような。


[物語の舞台となってる国・時代]
日本
[本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵]
ハードカバー。読んだ当時は小さかったから、結構なページ量だと思ったけれど、たぶん薄い目だと思います。

この本だったか自信が無いんですけど、
実は自殺したくてやっている、病院の窓そうじの男の子に入院してる女の子が、以前拾った小鳥の羽を渡す。
みたいな話も知りませんか?;

拙い文章ですみません。
小さなころの記憶で確かでないところも多いのですが、もし、心当たりがあれば、教えて下さい。

21 名前:なまえ_____かえす日[] 投稿日:2005/12/19(月) 08:16:03 ID:HF6H1Uff
>>15
確信はないのですが、村中李衣さんの短編集のどれかではないかと。

23 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2005/12/19(月) 17:34:43 ID:UIWwrg4n
>>21
ありがとうございます。
探してみます。

あの本のタイトル教えて!(児童書板) 6冊目
http://book3.5ch.net/test/read.cgi/juvenile/1134797744/15-23

小さいベッド (偕成社の創作(21)) 単行本 – 1984/7/1
村中 李衣 (著)
http://amazon.jp/dp/4036352105
表紙画像有り

村中李衣 著ほか. 小さいベッド, 偕成社, 1984.7, (偕成社の創作). 4-03-635210-5, 10.11501/13799088.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001682885

管理人のコメント:
『小さいベッド』で間違いないのではないかと思います。

「第五話 ラッパ――ようこの場合」
ようこが入院する日、母さんが「なにかほしいものあるでしょ。なんでもいいのよ。いってちょうだい。」と言ったので、ようこは「きりんさん」と言った。母さんはずんずん歩いて、おもちゃ屋さんを見つけると、くしゃくしゃの顔になった。(p170-171)

「第三話 色紙――平田先生の場合」
小児科医一年生の平田先生が、入院している小学生の女の子に、ショッピングごっこに使うため、点滴のつかいおわった針をミシンの部品にするからほしいと言われる。危ないし血液が混じっててきたないからと言ってあきらめてもらう。(p85)

「もう一つの話 五つのはなし――りえさんの場合」
二十五歳のりえは、週に二回、絵本を読みに子どもたちのいる病棟をまわる。(p182)

ネタバレ注意


心臓の病気で入院している典子に、「病院のおはなし書けないの?」と言われ、病院の話をつくる。この本に入っている話は、りえが作ったものだと分かる。(p183-189)

「第二話 羽――なつの場合」
なつは肝臓の病気で入院している。(p44)
なつは保育園に通っていた頃、死んでいるひばりから羽を抜き取った。(p53-54)
なつは窓ふきをしている男の人と知り合う。

ネタバレ注意


男の人は、中学を出た後、働こうとしたがどこも長く続かず、金がなくなると借りて遊び回っていた。借金がすごい額になり、暴力団の取り立てが実家にいって、ごくつぶし扱いになった。どうせ死ぬなら金になる死にかたがいいと思い、ビルの掃除をやっている。そのうち、わざと飛び降りようと思っていた。(p72-73)
なつは男の人に羽を渡す。(p78)

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