780 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2006/12/03(日) 05:03:09 ID:cNx+V5dj
30年近く前に読んだ短編集について、何かご存知であれば教えて下さい。
[いつ読んだ]
1970年代後半
[あらすじ]
(表題小説)
日常生活の中でイヤやことがあって家出をした3人の少年が、それぞれの住む街の中で
一番高い所を目指して登っていく。東京の少年は東京タワーに、あと2人の少年が
何処に住んでいて何に登ったのかは覚えていません。少年たちの本名は作中でも明らかではなく
「仮に~としておこう」と書いてあったと思います。記憶が定かではありませんが「○●太郎」
だったような気がします。(○●には東京と残り2カ所の地名が入る)
(それ以外1)
港の船着き場でコークスを拾う少年の話
(それ以外2)
貧しい親子が南に渡って行く蝶の集団を見る。「自分たちも南に行けばいいことがある」
という子供の言葉に「そうだ、そうしよう」と父親が答える。この短編は『南へ』だったかも。
[覚えているエピソード]
(あとがきの内容)
劇団の子供向け公演に招待された作者が、自分を含めた招待客のために一部の座席が紙テープで
囲われ確保されているのを見て、「今日は子供のための会だから」と、そのテープを剥がす
エピソードが書かれていた。
[物語の舞台となってる国・時代]
戦後の混乱期から高度成長期へ移行中の日本が舞台です。どの短編も貧しい暮らしを
している子供の目線から書かれた物でした。
[本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵]
ソフトカバーで、それほど大きくなかったと思います。
以上、よろしく御願いします。
781 名前:なまえ_____かえす日[] 投稿日:2006/12/03(日) 13:33:36 ID:1XRGeyKQ
>>780
「南へ」のタイトルを手がかりに検索してみたら、これがひっかかりました。
三人の0点(れいてん)くん / 岡本良雄 偕成社 1977
内容:ふくろうチ-ム敗戦記,南へ,八号館,安治川(あじかわ)っ子,イツモシズカニ,ディオゲネスの家,あすもおかしいか,ラクダイ横町,太郎と自動車,ふみきり番のせんたじいさん,アンクル=トムさん,空中ブランコ,三人の0点くん
…という短編集です。どうかな?
782 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2006/12/03(日) 13:46:25 ID:cNx+V5dj
>>781
それです!ありがとうございます。
数日前に、急に読み返したくなって
探していたんですよ。
本当にありがとうございました。
http://book4.5ch.net/test/read.cgi/juvenile/1151942939/780-782
三人の0点くん (偕成社文庫 3049) 単行本 – 1977/7
岡本 良雄 (著), 佐藤 忠良 (イラスト)
http://www.amazon.co.jp/dp/4036504908