596 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2008/10/22(水) 03:18:20 ID:fBF8l6E+
【いつ読んだ】
1997~1998年頃(当時小学校3,4年生頃)
【あらすじ】
ある日主人公の少年は学校のテストの成績が悪かったことをきっかけに家出をする。
(たしか親からの叱責を恐れたため)
少年はバスに乗って森(樹海?)のようなところへ向かう。
あてもなく森をさまよっていると、どこからか数人の鬼がやってくる。
やがて少年は鬼たちと同じふるまいを始め、自然と鬼の集団の一員となって一緒に森の奥へ消えて行く。
後に森へ来た人が落し物のナップザック(少年の物)を拾い、拾得物として届けられ落とし主が探されたが、
落とし主は見つからなかった。
【覚えているエピソード】
少年がバスにのっているときに、近くに座っていたおばあさんが桃を剥いていた描写がありました。
(たしか素手で剥いていて、じっと見ていた少年はおばあさんに「食べるかい?」と聞かれて断ったような)
鬼は人間と同じ言葉を話さないで、ひたすら擬音のような言葉を発していました。
作中で「鬼」とされる生き物が、少年に危害を加える描写はありませんでした。(少なくとも物理的には)
【物語の舞台となってる国・時代】
現代の日本
【本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵】
母親に買ってもらった文庫です。おそらく児童向けのレーベルだと思います。
【その他覚えている何でも】
話が短いので短編集の話のうちの1つだと思われます。
内容が暗い上に、主人公が行方不明になったまま話が終了してしまうという意外な終わり方なので、
当時はとても衝撃を受けた記憶があります。教育的ではないというか・・・。
挿絵の有無は覚えていません。
どなたかこの内容に心当たりのある方はいませんでしょうか。
よろしくお願いします。
597 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2008/10/22(水) 19:22:47 ID:D16pMWKb
>>596
木暮正夫の「つくも谷のわらい鬼」じゃないかな。
確かフォア文庫の「2ちょうめのおばけやしき」に収録されていたっけ。
ちなみにこの話、自分も読み終わったあとは鬱な気分になったよ。
表題作とかは普通にいい話なんだがなあ。
600 名前:596[sage] 投稿日:2008/10/23(木) 00:38:54 ID:XVsguhbf
>>597
ぐぐってみました。それで間違いないと思います!
全体的な見方だとダークで不気味でどこか悲しい終わり方に思えるのだけど、主人公の少年にとっては救いがもたらされた
幸せな終わり方に思えて、奇妙な読後感が深く印象に焼き付いてました。
自分は今ではこういう話が大好物になりました。
思い出の作品なのでとても嬉しいです。教えていただきありがとうございました!
あの本のタイトル教えて!@児童書板 10冊目
http://love6.5ch.net/test/read.cgi/juvenile/1212936623/596-600
二ちょうめのおばけやしき (あたらしい創作童話 10) 大型本 – 1979/8/20
木暮 正夫 (著), 渡辺 有一 (イラスト)
http://amazon.jp/dp/4265916104
表紙画像あり
内容紹介
駅前の広場で、タイトルだけの「おばけしんぶん」をひろったタツヤは、その新聞の発行所であるおばけやしきの探検に……。
内容(「MARC」データベースより)
おこって家を飛び出したタツヤの手に舞いこんできたのは、一まいの紙きれ。それは「おばけ新聞」二ちょうめのおばけやしきと呼ばれている空き家が発行所? タツヤは問題のおばけやしきに行ってみました。表題作ほか6編収録。
二ちょうめのおばけやしき (1981年) (フォア文庫) 文庫 – 古書, 1981/7
木暮 正夫 (著), 渡辺 有一 (イラスト)
http://amazon.jp/dp/B000J7UMKW
二ちょうめのおばけやしき (1979年) (あたらしい創作童話) - – 古書, 1979/8
木暮 正夫 (著), 渡辺 有一 (イラスト)
http://amazon.jp/dp/B000J8F8K0
http://id.ndl.go.jp/bib/000001421998
あらすじ 月刊「親子読書」連載作。おばけよりこわいものが、いくらでもふえている現代の少年がおばけに出会う物語。 (日本図書館協会)