716 名前:ぽれぽれ[] 投稿日:2008/11/28(金) 13:47:49 ID:ouUG51My
以前から探している本があります。高校の図書室にあった本ですが、
もう絶版になっているのか、タイトルに特徴がなさすぎるのか、いくら
ネットで検索しても出てきません。ちなみに、高校の図書室で先日探して
みましたが、既になく、システムのデータにも出てきませんでした。
出版社名、正確なタイトル等々、ご存じの方がいたら教えて下さい。
大好きだった本で、どうしてももう一度読みたいのです。
【タイトル】
世界のおとぎ話(たぶん)
【いつ読んだ】
20年くらい前
【あらすじ】
たくさんの物語(いわゆるアンデルセンやグリムといったメジャーな話では
なかったと思います)があったのですが、覚えているのは2つだけです。
①ある国で王子の花嫁を選ぶことになり、腕の良い仕立て屋の少女が花嫁候補の
3人のお姫様のドレスを仕立てることになりました。最初のお姫様には太陽の光を
思わせる金色のドレスを。2番目のお姫様には月光を思わせる銀色のドレスを。
3番目のお姫様には虹を思わせる七色のドレスを仕立てます。仕立て屋の少女は
お城に着付けの手伝いに行ったときに王子と言葉を交わし、心惹かれます。
もちろん相手は王子、3人のお姫様のだれかと結婚するものと思いがっかりしますが、
最後に王子だと思っていた人が実は王子の従者(まだ結婚するつもりのない王子が
遣わした替え玉)と分かり、少女は雪のような花嫁衣裳を纏い、従者と結婚するのでした。
②ある男のお話。男は一人娘のためになりふり構わず金を貯め、村人たちからけちんぼと
嫌われておりました。そんな男の一人娘は、天使のような心の持ち主で、毎日のように
かわいそうな子供のいる家の話や、病気で働けず困っている村人の話をにこにこと男に話し、
助けてあげるようお願いするのでした。男は娘の頼みを断われず、持っていたお金をどんどん
貧しい人たちに分けてしまいます。やがて男が死ぬとき、男は一文無しになっていました。
しかし、村のどの家も競って男の一人娘を引き取りたがりました。村で男に恩を受けなかった家は
一軒もなかったのです。男は一人娘にたくさんのお金を残したかったのですが、結局、娘のために
たくさんの家庭を残すことになったのでした。
【物語の舞台となってる国・時代】
西洋だと思いますが、どこの国かは特定されていなかったと思います。
【本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵】
ハードカバー。カバー(表紙のおおい)はあったのかもしれませんが既になく、中の装丁は
薄いグレーの厚紙(普通というのでしょうか?布張りとかではないという意味)でした。
挿絵はペン書きの単色で、ちょっと写実的だったような気がします。
【その他覚えている何でも】
結構分厚い本です。はてしない物語のハードカバー版くらい(大きさも)。
長くなりましたが、よろしくお願いします。
717 名前:なまえ_____かえす日[] 投稿日:2008/11/28(金) 14:51:23 ID:DsUEzyn/
>>716
1はファージョンの「小さな仕立て屋さん」ではないでしょうか。
だとしたら2のほうもファージョンの短篇のどれか…?
たぶん「ムギと王さま」という短編集のハードカバーのほうに入っているのでは。
718 名前:717[] 投稿日:2008/11/28(金) 19:33:34 ID:DsUEzyn/
>>716
2は、やはりファージョンの「しんせつな地主さん」ですね。
分厚いハードカバー版なら両方入っています。
岩波少年文庫版なら1は「ムギと王さま」、2は「天国を出ていく」に入っています。
719 名前:ぽれぽれ[] 投稿日:2008/11/28(金) 19:39:38 ID:ouUG51My [2/2]
ありがとうございます!
ちなみに、ハードカバー版は、なんていうタイトルですか?
ご存知でしたら教えて下さい。
720 名前:717[] 投稿日:2008/11/28(金) 20:30:51 ID:DsUEzyn/
エリナー・ファージョン作「ムギと王さま」岩波書店です。
721 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2008/11/28(金) 20:31:30 ID:jspe3gBE
>>719
ここまでヒントを貰ったらググレカス
722 名前:ぽれぽれ[] 投稿日:2008/11/28(金) 23:47:16 ID:drlUQgDt
ありがとうございまーす!
早速図書館で見てみます。
20年越しのもやもやがすっきりしそうです♪
あの本のタイトル教えて!@児童書板 10冊目
http://love6.5ch.net/test/read.cgi/juvenile/1212936623/716-722
ムギと王さま (ファージョン作品集 3) 単行本 – 1971/9/8
エリナー・ファージョン (著), エドワード・アーディゾーニ (イラスト), 石井 桃子 (翻訳)
http://amazon.jp/dp/4001150832
表紙画像あり
内容紹介
幼い日,ぎっしり本のつまった古い小部屋で読みふけった本の思い出――それはファージョン女史に幻想ゆたかな現代のおとぎ話を生みださせる母胎となりました.楽しいお話27編
http://id.ndl.go.jp/bib/000000802048
あらすじ 英国女流老大家の晩年の自選短編集。カーネギー賞、他受賞。表題作の他「金魚」「巨人と小人」等26編。 (日本図書館協会)