431 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2011/11/26(土) 00:24:37.53 ID:YaZs2Knv
【いつ読んだ】
5年ほど前。小学生の時です。
【物語の舞台となってる国・時代】
分からないです。
ラストシーンでは、岩がゴツゴツの谷(もしくはそれに近いところ)が舞台だったことは覚えてます。
【あらすじ】
最後の方だったと思うのですが、主人公が石でできた竜と戦います。
その竜は目にはめられた赤い石によって魂が込められているので、目に剣を突き立ててその石を外すことで、竜はただの石に戻ります。
【覚えているエピソード】
竜を作ったおじいさんが、「岩から掘り出すだけだ」みたいなことを言ってた気がします。
竜の弱点を教えてくれたのも、このおじいさんだったと思います。
このおじいさんが作った石には、赤い目の竜と緑の目の女がいます(この二体だけのはずです)。
確か、この女が竜の目に赤い石をはめ込んだのだと思います。
おじいさんは、石をはめるのを怖がっていました。
【本の姿】
ハードカバーだったはずです。
…が、だいぶ曖昧なので、当てにはならないかと思われます。
【その他覚えている何でも】
雰囲気としては、荻原規子の勾玉三部作とよく似ています。
ほとんど覚えていないのですが、ここのシーンだけがハッキリと頭に残っていて気になっています。
どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いします。
432 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2011/11/26(土) 09:09:54.65 ID:d+Sz/iwr
>>431
富安陽子さんの「シノダ!樹のことばと石の封印」じゃないかな?
あの本のタイトル教えて!@児童書板 14冊目
http://toro.5ch.net/test/read.cgi/juvenile/1312560424/431-432
シノダ!樹のことばと石の封印 (日本語) 単行本 – 2004/9/1
富安 陽子 (著), 大庭 賢哉 (イラスト)
http://amazon.jp/dp/4036440209
表紙画像有り
内容(「BOOK」データベースより)
人間のパパとキツネのママが恋におち、結婚して、そして生まれた三人の子どもたち―ユイ、タクミ、モエには、キツネ一族からおくられたふしぎな能力があった。“風の耳”“時の目”“魂よせの口”をもつ信田家のきょうだいが、時空をこえてよびよせられたのは、金色のドングリがみのる山。しかも、その山の人々は、なぜか石にすがたをかえられていた。せまりくる災いをまえに、キツネの血をひく子どもたちの運命やいかに!小学上級から。
シノダ!樹のことばと石の封印 (新潮文庫) (日本語) 文庫 – 2012/11/28
富安 陽子 (著)
http://amazon.jp/dp/4101381828
表紙画像有り
内容(「BOOK」データベースより)
「どうして、ひきだしの中に、林が見えるの?」そう言ってのぞきこんだ友達が吸い込まれた!追うユイとモエが目にしたのは石にされた友達。一方、タクミはもじゃもじゃヒゲの男につかまって…。3人が立ち向かうのは、見た者を石に変える恐ろしいオロチ。果たして呪いは解けるのか?人間のパパとキツネのママを持つ3きょうだいが活躍する大人気シノダ!シリーズ第二弾。
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007496087-00
タイトル シノダ!樹のことばと石の封印
著者 富安陽子 著
著者 大庭賢哉 絵
著者標目 富安, 陽子, 1959-
著者標目 大庭, 賢哉, 1970-
出版地(国名コード) JP
出版地 東京
出版社 偕成社
出版年月日等 2004.9
大きさ、容量等 365p ; 20cm
ISBN 4036440209
価格 1400円
JP番号 20665103
出版年(W3CDTF) 2004
NDLC Y8
NDC(9版) 913.6 : 小説.物語
要約・抄録 人間のパパとキツネのママが恋に落ちて、生まれた3人の子ども達は〈風の耳〉〈時の眼〉〈魂よせの口〉というふしぎな能力を持っていた。魔法にかけられた村を救う話。 (日本図書館協会)
対象利用者 児童
資料の種別 図書
言語(ISO639-2形式) jpn : 日本語
管理人のコメント:
『シノダ!樹のことばと石の封印』(2004年単行本版)を確認したところ、432の方の回答の通りで間違いないと思われました。
竜ではなく、「オロチ」でした。オロチを彫った「石の工」が、
「わしは石に像を刻むんじゃない。ノミをにぎって、余計なものをけずりおとし、そぎおとし、石の中から、その石の本当のすがたを彫りだしてやるんじゃ。」(p160)
と言う場面を確認できました。
オロチは赤い目で、緑の目を入れられたセキエイという女の石の像も登場します(セキエイに関してはp.166-167あたり)。
セキエイには石の工が自分で目をいれましたが、オロチに命が宿ることを恐れた石の工は、赤い目を入れないままオロチから去ります。
オロチに命が宿ったのは赤い石の目玉のせいだから、目をくりぬけばただの石の大蛇に戻る、と石の工が説明するシーンがあります(p238)。また、突き立てるのに使ったのは、剣ではなく「石ノミ」でした。