373 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:04/08/25(水) 11:02 ID:c2bJbwjU
25年くらい前に小学校の図書室でよんだ本で、断片的な記憶しかないのですが、
ご存知ないでしょうか。
・A5~B5サイズのハードカバー。
・挿絵は白黒の鉛筆画(色鉛筆?)。暗い印象的な絵。
・裸電球の絵、谷を滑りおりる絵の2つを覚えています。
内容(断片的ですが):
・雪国の山奥の村に、主人公(都会もしくは現代?少年)が迷い込む(もしくはつれてこられる?)
・主人公には妹がいるが、いっしょにいない
・村のはずれに墓があって、その墓には「あくにんのはか」と書いてあるが、墓の前の水鉢には溝がほってあり、墓の裏側にまわって水が供えるられるようになっていて、そこに本当の名前が刻んである
・村の少年と、雪山の谷を、木の枝を使ってスキーする
・豆腐が固く、ナタで切って分ける必要がある(主人公は固い豆腐をはじめて見た)
374 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:04/08/25(水) 12:04 ID:+WfKwPVS
>373
松谷みよ子の「死の国からのバトン」
じゃないかと。ちょっとうろ覚えなんですが。
「二人のイーダ」の続編に当たる話で、
公害病(水俣病)を取り上げた話だったと。
母の実家へ遊びに行った時、祖母に連れられて
その村に伝わる「あくにんのはか」へお参りした。
「あくにん」とは昔、村を救うために殿様(?)に直訴した若者のことで、
名前を出して弔うことが出来なかったため「悪人」として墓を作った。
村では今でもその若者を弔うため「百万遍」という、
長い数珠をたぐって念仏を唱える儀式が残っている。
と言うシーンがあったと覚えています。
375 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:04/08/25(水) 14:32 ID:itGCltn9 [1/2]
「死の国からのバトン」なら表紙はこれだね。
http://books.yahoo.co.jp/bin/detail?id=00081346
376 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:04/08/25(水) 15:08 ID:c2bJbwjU
>>374様 >>375様
ああ・・・
こんな本でした。少し暗い感じの印象的な絵。
25年間のもやもやが解けました。
水俣病に関わる話でしたか・・。
レビューをみました。いっしょに遊ぶ少年は、自分の先祖だったんですね。
早速購入します。
どうもありがとうございました!
http://book3.5ch.net/test/read.cgi/juvenile/1085386303/373-376