21 名前: 名無しさん 投稿日: 2002/11/10(日) 00:23
    15年くらい前、図書館で見かけたジュブナイルのシリーズが忘れられません。
    いわゆるヒロイックファンタジーの類で、架空の国の歴史をたどっていく、
    みたいな形式でした。
    著者は日本人だったと記憶してます。
    また、小学校高学年~が年齢対象だと思われます。
    シリーズなので何冊が出ていましたが、その中で印象的なものを1つ。
    暴君(外国に侵略されていたんだったかも?)を追い払うため、
    ある少年が詐欺師青年や仲間と協力して討ち果たす。
    そして少年が王になってめでたしめでたし、みたいな感じ。
    ただ、その次の本では少年が中年をすぎて自分が暴君になってしまってて(!)。
    詐欺師青年も堅気の農場主とかになってるけど、すっかり脂ギッチュに年を取ってて、
    息子にも愛想をつかされてるような大酒のみに。
    話の終盤、国の状態を憂えた元・詐欺師青年がお城に行って王に進言しようとするけど、
    王は「そんなヤツ知らない」と言って追い返してしまう。
    その後、町で王の行列を見た元・詐欺師青年が
    「王になった今じゃ、昔の仲間とはいえ詐欺師だったヤツのことなんか忘れたいんだろう」
    「いや本当に忘れたのかもな」と諦めてしまう…というような話。
    全作と次作の人物の落差がとても強烈な上、「ああ、あるかもなあ」と思えるような
    リアリティに満ちた内容で…
    わくわく読んでるうちに、何故か図書館からそのシリーズが消えてました(死)
    (あの時に聞けば良かったと気づいた時にはもはや後の祭り)
    タイトルも作者名も出版社も忘れきったダメっぷりなんですが、中に一冊、
    「○○の鷹」もしくは「鷹は○○」(鷹じゃなく鷲かも)というのが
    あったように思います。
    タイトルは日本語ばかりで「いかにもヒロイックファンタジー」みたいのではなく、
    わりと堅めのものばかりだったように記憶してます。
    とにかくもう一度読みたい、全部読みたい、その一念で、
    ここに来ればどなたかご存じの方もいらっしゃるのではと、お邪魔してみました。
    なにしろ曖昧な記憶ばかりで申し訳ないのですが、
    よろしければご協力お願いします。
23 名前: 名無しさん 投稿日: 2002/11/11(月) 07:26
    文庫だった? 
25 名前: 名無しさん 投稿日: 2002/11/11(月) 18:43
(略)
    >>21
    そのシリーズ知らない。
    知らないけど読みたい。その話。いいなあ 
26 名前: 21 投稿日: 2002/11/11(月) 20:44
    21です。ども失礼しました。
    外装はハードカバー。A5判かな?
    児童書によくある(一般書より)ちょっと大きめの装丁。
    箱入りではないですが、けっこう分厚いです。
    (でも図書館が箱を外した可能性はあると思います)
    背表紙はシリーズ通して白一色でした。
    (ゴシックの題字・著者名だけが殺風景に入ってる)
    ホントーにジュブナイルとは思えないくらい「地味」でした。
    装丁も。タイトルも。
    >25さん
    本当に面白かったんですよ!(力説)
    なんであの時、徹底追及しなかったんだろう自分…(涙) 
32 名前: 21 投稿日: 2002/11/19(火) 20:50
    21です。
    皆様、ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
    あれから私も、当時、本を借りた図書館に当たってみたんですけど、玉砕でした…(苦
    まだまだ頑張って探すつもりです。
    良い結果が出たら、こちらで報告させていただきますね。 
83 名前: ですな 投稿日: 2003/01/13(月) 19:41
    懸案の>>21ですが
    浜たかや「遠い水の伝説」ということはないですか
    熟読していませんがシリーズ第三巻らしいです
    前国王を倒して王位についたホローシは国民に憎まれ
    元仲間らしいナッツというような老人が登場していました
    背表紙は白一色に黒い教科書体でタイトルだけが書かれて
    表紙は登場人物の肖像画
84 名前: なまえ_____かえす日__ 投稿日: 2003/01/14(火) 18:34
    「遠い水の伝説」・・・読んだことあったけれど気が付かなかったよ(恥
    いまちょっと検索したけれど「太陽の牙」「火の王誕生」「風、草原を走る」
    もこのシリーズだったかな
    この本の分厚さと表紙絵のリアルさ?に気後れしてた記憶あり
    確かにシンプルイズベストといった感じの背表紙だった
    内容ほとんど覚えてないな。図書館で次はコレを借りてこよう
    21の本だといいね
85 名前: 21です 投稿日: 2003/01/21(火) 21:15
    ああ、インフルエンザで寝込んでる間に、情報が!!
    >83さん
    多分、それです!
    元・詐欺師の名前がナッツだった記憶が今、蘇りました!
    明日にでも本屋に走って、内容確認してきます~
    ホントにホントにありがとうございました!(感涙)
    確認できたらまた報告にあがります。取り急ぎお礼のみ。
86 名前: なまえ_____かえす日__ 投稿日: 2003/01/22(水) 19:56
    本屋さんではあまり見たことがないなあ。
    児童書に力入れているところならあるかな?
    図書館とか行ったほうが早そうだ
    自分が読んだ当時は途中までしか出てなかったか
    それとも挫折したか・・・モッタイナイ
    21さんの紹介で再挑戦したくなったよ。
91 名前: 21です 投稿日: 2003/01/24(金) 23:24
    >>83さん
    確かに、私の探していたのは、浜たかや著「遠い水の伝説」でした!
    86さんのご心配通り、近辺に児童書を充実して置いている本屋があまりなく、
    99%間違いないだろう、という思いのもと、闇雲に探し回るよりはと
    勢い余って紀伊国屋BOOK Webで発注し(苦笑)それが今日届いたところです。
    まだざっと流して見ただけなのですが、挿し絵や展開の細部、登場人物の名前を見たところ、
    確かに私が15年前に読んだ本に間違いありませんでした。
    (でも先に書き込んだ筋はあちこち記憶違いがありました…スイマセン!)
    とても衝撃的な筋だったにも関わらず、それ以外があまりに地味な本だったせいか(苦笑)
    タイトルも著者名も忘れてしまい、15年間、結局再会することは出来ずにいました。
    まあ夜も眠れないほど思い詰めていた訳じゃないんですが(苦笑)、
    それでも断続的に、「もう巡り会えないだろうな…」「でも出来たらまた読みたい」と
    ずっと心の片隅に引っ掛かっていたのです。
    (自分なりに探してはいたんですが…とにかくタイトルも分からなかったので)
    それが今回、このスレと83さんはじめ皆様のご好意でようやく再会することが出来、
    本当に本当に嬉しいです。ありがとうございました、としか言えません。
    週末にしっかり読み返したいと思います。やっと巡り会えたのね、私の一冊…(ほろり) 
【うろ覚え】わからないタイトルの本ある?【教えて】
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ユルン・サーガ シリーズ – honto電子書籍ストア
https://honto.jp/ebook/pd-series.html?prdid=B-MBJ-28068-7-196197X
太陽の牙 (偕成社の創作文学 (54)) 単行本 – 1984/12/1
浜 たかや (著)
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火の王誕生 (ユルン・サーガ) 単行本 – 1986/3/1
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ドルーグン王から七代目のカグウト王の治世。王位の象徴の伝説の剣をめぐる争いを描く。『太陽の牙』とゆるやかに連関する力作。
遠い水の伝説 (偕成社の創作文学) 単行本 – 1987/4/1
浜 たかや (著), 建石 修志 (イラスト)
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内容(「BOOK」データベースより)
荒野の王を破って、ユルン王国の王となったホローシは、金の角を持つイラーの教団のたくらみによって、ようやく得た世継ぎをとりかえられ、やがて、その実の子に殺される。砂漠にくりひろげられる宿命の対決の大長編。 
風、草原をはしる (偕成社の創作文学) 単行本 – 1988/11
浜 たかや (著), 建石 修志 (イラスト)
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内容(「BOOK」データベースより)
チルギド族の支配に苦しむユルン族の族長の子タグタイは、女神の名を持つ少女ヒングリにひと目で心をうばわれた。だが、ユルン族の解放を賭けての草原の戦いの中で、ふたりの運命はしだいに異なる道をたどりつづける。中学生から。 
月の巫女 (偕成社の創作文学) 単行本 – 1991/5
浜 たかや (著), 建石 修志 (イラスト)
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内容(「BOOK」データベースより)
銅鉱山を持つケルメト氏族は、ひそかに近隣の諸族と銅製品を交易していた。これを知ったユルン族の王ザトガルはこの裏切りを許さなかった。はげしい戦いの末、鉱山は王のものとなった。だがその帰途、事件はおこった。中学生から。