ハウプトマン「沈鐘」(チンショウ)

11 名前:なまえ_____かえす日[] 投稿日:2007/10/19(金) 00:17:40 ID:By8BX0hO
早速ですがよろしいでしょうか。

【いつ読んだ】今から20年ぐらい前です。
遊びに行った友達の家にありました。
ただ、記憶ではその本は新品という雰囲気ではなかったと思います。

【あらすじ】 主人公は鐘を造る職人で、結婚していて子供がいる。
だが山に住む精霊か妖精のような女性と恋に落ち、
家族も仕事も放り出して山に行ってしまう。
(その時老人のような存在に散々警告される)
男は山で鐘琴なるようなものを造ろうとする。
これも宗教に対する冒涜だとか何とかののしられたような。
だが結局はすべてを失い、死に至る?
妖精も失望から死人みたいになってしまう(こちらも死んだかも)

【覚えているエピソード】
男を誘惑した妖精には、水の精霊だが河の神だかが
求婚していたと思います。

最後の方で、妖精が自分の運命を自嘲的に歌うシーンがあるのですが、
その中で3つのリンゴについて歌います。
「ばら色のリンゴは死のリンゴ」というフレーズがありました。

ラストで、死に際に男が絶叫するのが、
全てを捨てて選んだ妖精の名ではなく、
自分がかつて裏切った妻の名でした。
妻の名はヒルダかフルダだったと思います。

【物語の舞台となってる国・時代】
ヨーロッパのどこか。標高の高い山のある国だと思います。
スイスかなと思いますが自信はありません。

【本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵】
ハードカバーの大きな本で、
子供向けの児童文学全集の中の一冊だったと思います。
(世界名作全集とかそんな感じ)
ごっつい本で、対象は小学校高学年ぐらいではなかったかと記憶しています。

【その他覚えている何でも】
タイトルに「鐘」という字が入っていたかもしれません。
後、推測ですがこの作品は本来子供向けではなく、
大人に向けた作品を書き直したものかもしれません。
同じ全集の中に「ペール・ギュント」か「車輪の下」が入っていた可能性があります。
(この頃読んでショックを受けた記憶があります。
ただ当時幾つも全集を読んだので、自信はありません)

よろしくお願いします。

13 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2007/10/19(金) 09:45:33 ID:ljCcQLU1
>11
あらすじから、ハウプトマンの『沈鐘』を連想したんだけど、どうかな?
元はドイツの伝説をベースにした戯曲だけど、それを子ども向けに直したのかも。

16 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2007/10/19(金) 16:08:54 ID:By8BX0hO
>>13
あ~、それです。ハウプトマンの「沈鐘」です。
戯曲形式ではなかったので、
おそらく子供向けに直したものだったんでしょう。
図書館で探してみます。
どうもありがとうございました。

http://love6.5ch.net/test/read.cgi/juvenile/1192631127/11-16

沈鐘―独逸風の童話劇 (岩波文庫) 文庫 – 1934/7/15
ハウプトマン (著), 阿部 六郎 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/dp/4003242823

世界文学全集〈第26〉イプセン,ハウプトマン (1962年)人形の家 野鴨 ヘッダ・ガブラー はたおりたち 沈鐘 - – 古書, 1962
イプセン ハウプトマン (著), 阿部 知二 (編集)
http://www.amazon.co.jp/dp/B000JB56A4

河出世界文学大系〈50〉イプセン/ハウプトマン (1980年) 人形の家 野鴨 ヘッダ・ガブラー はたおりたち 沈鐘 単行本 – 古書, 1980/11
イプセン (著), ハウプトマン (著)
http://www.amazon.co.jp/dp/B000J6SMW8

沈鐘 単行本(ソフトカバー) – 古書, 1940/1/1
ハウプトマン作阿部六郎訳 (著)
http://www.amazon.co.jp/dp/B00G447CWA

沈鐘 - – 1908/1/1
ハウプトマン (著)
http://www.amazon.co.jp/dp/B008Y8S2P0

http://id.ndl.go.jp/bib/000000791710

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