417 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:03/12/31(水) 06:31 ID:PgXik8zz
15~20年ほど前に図書館で借りて読んだ本です。
断片的なシーンのイメージの美しさが妙に印象に残っているのですが、
書名や作者名がわからなくて気にかかっています。
ご存知の方いらっしゃいましたら、よろしくお願いします。
・日本のもので、確か文庫本の体裁でした。
いくつかの物語を一冊に収録した、短編集のような本です。
(巻頭に口絵ページがあり、鳥の姿になりかけた女の子の絵が
ふわっとしたタッチで描かれていた記憶があります)
全体的に、ハッピーエンドというよりは切ない感じの話が多かったような?
・思い出せる限りでは、以下のような要素のある話が収録されていました。
*雌鹿がジャムを紅茶に入れて飲むシーンのある話
*仕立て屋が、客から「この服にあいた穴を塞いでくれ」という依頼で
青いドレスを預かる。よく見ると、そのドレスの穴の向こうには海が広がっている。
仕立て屋は色とりどりの糸で小さな網を作り、それを使って
ドレスの中の海にいる魚をつかまえようとする。
*シギにさらわれた貧しい家の女の子の話。
家に帰りたがる女の子を慰めるため、シギが嘴で海の泡をすくうと
泡が海と同じ色の宝石の玉になる。
それでも女の子は隙を見て家に逃げ帰ってしまうが、
シギにもらった宝石をつなげて作ったお財布をなでると、中から銀貨が出てきて
女の子と母親の暮らしを助けてくれる。
最後は結局、女の子が鳥になってシギのもとに戻ってしまう話だった気が・・
(口絵イラストの元になっている話がこれでした)
419 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:03/12/31(水) 19:55 ID:wnyZm1it
>>417
たぶん安房直子さんの本だと思います。
あわさんのジャムやさんと雌鹿の話、大好きだー!
441 名前:417[sage] 投稿日:04/01/04(日) 19:49 ID:sfH09G1E
>>419
遅レスですみません。検索してみたら、確かにその方の「鳥にさらわれた娘」
というタイトルの本が正解のようでした。
(しかし安房さんの本は今では入手不可な物も多い事、しかもご本人が
既に亡くなられている事を初めて知ってちょっとショックでした…)
何はともあれ、レスどうもありがとうございました!
(略)
http://book3.5ch.net/test/read.cgi/juvenile/1064147115/417-441