岩手・子どもと教師の文学の会(いわて・こどもときょうしのぶんがくかい)編 『ミナ子の転校』(ミナコのてんこう)

853 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2013/04/23(火) 12:50:18.29 ID:mUqKtQwA
【いつ読んだ】
 90年代前半

【物語の舞台となってる国・時代】
 日本。太平洋戦争の頃?
(もしかすると日露戦争とかの時代もあったのかもしれない)

【あらすじ】
 戦時中~終戦直後の子供たちを主人公にした短編集

【覚えているエピソード】 (1.2.3は全て別の話)
1)主人公の女の子は、ある日母に「配給の味噌をもらってきて」と頼まれたが断わってしまう。
 その日から母の体調は坂道を転がるように悪化。
 胃潰瘍と言われていたが癌だったらしく死亡。
 最後のあたりに、「父が苦労してブドウ糖を手に入れたが、
 『助からない人に注射しても無駄だから』と医師が買取を希望する」というシーンがあった(はず)
2)主人公は貧乏な家に生まれた少年。
 学校の宿題で「慰安袋」を用意するよう言われたが、貧乏な家にはろくなものがなく物を買うこともできない。
 書道や手紙を入れても袋は膨らまない。こんな慰安袋が送られた兵隊さんはどんなにがっかりするだろう。
 思いつめた少年は店で日記帳を万引きし捕まる。
3)主人公の友人の女の子が白血病になってしまう。
 輸血をすると一時的に元気になるため、最初の頃は近所の人も快く協力していたが
 何度も輸血を求め、輸血をしても元気でいられる時間が減っていく彼女への視線は
 どんどん冷たいものになっていく

【本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵】
2)の話の中に、「周りと比べて見劣りする慰安袋を渡されがっかりする兵隊さんの挿絵」があったはずです

【その他覚えている何でも】
これ以外にも桜餅の話等があった気がしますが、
ハッピーエンドで終わるものは少なかった記憶があります。

ご存知の方がいらっしゃいましたら、教えていただけますと幸いです。

856 名前:ですな[sage] 投稿日:2013/04/24(水) 21:46:11.37 ID:/8MMv5az
>>853
岩手・子どもと教師の文学の会 編
「ミナ子の転校」
赤いてぶくろ,ぺちゃんこな慰問袋,焼け火ばし,リヤカ-のお葬式,
バイオリンと少年,きえないやけど,もう注射いや

「ぺちゃんこな慰問袋」は作者のブログで読むことができます

あの本のタイトル教えて!@児童書板 15冊
http://toro.5ch.net/test/read.cgi/juvenile/1336568331/853-856

464 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2023/03/26(日) 15:55:20.97 ID:zIJSKZ+0
大分昔に書き込んだのですが規制に巻き込まれてお礼を言いそびれていた者です
慰問袋の話の原作を教えてくださったですな様ありがとうございました
あの後作者さんのブログで読みました
大分記憶違いがあったのと、作者さんが本当に伝えたかったこと(作品の後半部)を思い出せました!
ありがとうございました

あの本のタイトル教えて!@児童書板22冊目
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/juvenile/1644655135/464

菅原恭正ブログ:【第996回】 ぺちゃんこな慰問袋 ①
http://blog.livedoor.jp/yasumasasugawara/archives/1938057.html

菅原恭正ブログ:【第997回】 ぺちゃんこな慰問袋 ②
http://blog.livedoor.jp/yasumasasugawara/archives/1938062.html

ミナ子の転校 (先生のとっておきの話) 単行本 – 1982/2
岩手・子どもと教師の文学の会 (著), 金野新一 (著)
http://amazon.jp/dp/4591006816

ミナ子の転校 (ポプラ社): 1976|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I036224640-00
目次有り

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