たつみや章(タツミヤショウ)「月神の統べる森で」(ゲッシンノスベルモリデ)

319 名前:sage[sage] 投稿日:2011/11/05(土) 01:11:03.93 ID:feagrVww
どうしても気になっていたのですが
手掛かりが少なすぎて自分では調べられなかったものがあります。

皆さま、どうぞよろしくお願い致します。

【いつ読んだ】 1980年代後半~1990年代前半
【物語の舞台となってる国・時代】 日本の古代。神と人々が共存していた。
【あらすじ】 人々が神の怒りを鎮める…ような…。
【覚えているエピソード】
■白髪の、神官のような若い男性が出てきます。
 それと対照的な体育会系の黒髪の男性も出てきます。
 主人公は少女だった…かと。
 白髪の身体の弱いその神官が、危機に陥っていて、急いで神に啓示を求めなければならず、
 泥まみれのまま儀式にのぞむ事を「汚れた身体のまま神に願うことをお許しください」
 というように祈っていたのを覚えています。

■主人公の女の子が、森をさまよい、何日かぶりに目を覚ました時
 誰かに助けられて焼き魚をご馳走されるのですが、
 「目の前に食べ物があって、食べたいのに、何日も食べていない
  身体がついてこない」という描写がありました。
【本の姿・装丁・挿絵】 おそらくハードカバーだったと思います。
【その他覚えている何でも】
 小学校の頃、図書館でかりた本です。
 表紙がたしか深緑色を基調とした、少しリアル調の人物絵で
 白くて長髪の男性と、黒の短髪の男性がシリアスな表情をしていたと思います。

 おそらく「古代や、いにしえ、森、神」あたりのキーワードが
 タイトルに含まれていたと思うのですが…

335 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2011/11/06(日) 05:05:00.58 ID:aBNNA65X
>>319
たつみや章の「月神」シリーズ(挿し絵は東逸子)
『月神の統べる森で』
『地の掟 月のまなざし』
『天地のはざま』
『月冠の巫王』
『裔を継ぐ者』

エピソード一つめは第一部の前半だったはず
主人公は男の子でポイシュマ
白髪の巫者がシクルイケ
体育会系の男性がアテルイ

エピソード二つ目は分かんないや、ごめん
たぶん内容から第一部だと思うんだけど

338 名前:319[sage] 投稿日:2011/11/06(日) 23:46:11.33 ID:upd6/gaI
>>335
ありがとうございます!
「月神の統べる森で」まさにコレです!
本屋に探しに行って見つけた瞬間、あまりに感激して、
教えていた本の5冊中4冊、買ってきてしまいました。
1冊なかったので、読み終わってからネットで買います。
子供の頃買えなかったものを一気買い。大人買いの醍醐味です…。

しかし、なぜこれだけの記述で解るのでしょう…!
感激するとともに感嘆…。
本当にありがとうございました。これからじっくり読もうと思います!

340 名前:335[sage] 投稿日:2011/11/07(月) 04:30:56.25 ID:qP8dbyVP
>>338
私も大好きなお話で、最近読み返したところだったので。
まず間違い無いと思ってたけど、良かった良かった
探し物が見つかると嬉しいですよね、ぜひ楽しんで下さい

(略)

あの本のタイトル教えて!@児童書板 14冊目
http://toro.5ch.net/test/read.cgi/juvenile/1312560424/319-340

月神の統べる森で 単行本 – 1998/12/16
たつみや 章 (著), 東 逸子 (イラスト)
http://amazon.jp/dp/4062094487
表紙画像あり
第37回(1999年) 野間児童文芸賞 受賞
内容紹介
神も、人も、精霊たちも、心かよわせ、ともに生きていた……神秘な森のとき──縄文時代。
たつみやファンタジーの源流。連作長編スタート!
はるか太古の昔。
山も、川も、木々も、獣も……みな、心をもった存在だった。人もまた、月神の統べる森の恵みを受け取って生きていた。ある時、海からきたヒメカの民は、土地をかこってクニとし、敵意をむき出しにしてムラに襲いかかった。
そして、ムラの若き長(おさ)アテルイと、美貌の巫者(ふしゃ)シクイルケは、流亡(りゅうぼう)の旅の途中、翡翠(ひすい)色の目をもつ少年ポイシュマと運命的な出会いをするのだった……。
かつて語られることがなかった神秘の縄文時代に光をあて、人々の愛と闘争を描く、たつみやファンタジー待望の新作!
夜空を照らす月というのは、昔の人々にとっては、たいへんたいせつなものであったにちがいないのに、『古事記』や『日本書紀』の中には、月の神様の話はほんのちょっぴりしかありません。このお話は、月にまつわる神話が消えてしまった謎を、私なりに考えてみたいと思って書き始めました。それと同時に、私たちの先祖の歴史である縄文と弥生という2つの文明が出会った時代を描きだすことで、私たちの現在と未来を考えてみたいという思いもあります。なぜなら、縄文時代には、人間と自然は共生していたからです。──(著者あとがきより
野間児童文芸賞

http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002748680-00
要約・抄録 語り伝えも、とうの昔にとぎれて、だれにも忘れられてしまった、はるか太古の物語として、縄文文化のころの少年と家族や仲間などを描く。ヒメカノ民、もりの少年、見知らぬ神等12章。 (日本図書館協会)
要約・抄録 山も川も動物も,みな心ある存在として共生していた時代。海から来たヒメカの民はクニをつくり,ムラへの攻撃を開始した。 (日本児童図書出版協会)

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