山中恒(やまなかひさし)『でてきたドジマサ』

536 名前:なまえ_____かえす日[] 投稿日:2014/03/08(土) 00:24:40.58 ID:pcwkAycL
【物語の舞台となってる国・時代】
現代日本
【翻訳ものですか?】
いいえ
【あらすじ】
主人公が通っている小学校に、女教師が赴任してきて担任になる。
様々な誤解などから主人公がその担任に嫌われ、目をつけられる。
主人公が成長してヤンキー高校生になり、その女教師が勤める学校に乗り込み、嫌われる原因となった誤解を怯える女教師に対してまくし立てる。
ヤンキー高校生になって~というのは実は小学生の主人公が教室でうたた寝しながら見ていた夢だった。
しかし何故か同時に教室でうたた寝していた女教師も同じ夢を見ていたらしく、誤解が解けて主人公と和解できた。
【覚えているエピソード】
女教師が全校生徒の前でする挨拶で、「空を見上げてみてください」と言われ素直に見上げた主人公が眩しくてくしゃみをする。
授業中あくびが伝染する
【本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵】
ハードカバーで、挿絵は多かった気がします。
【その他覚えている何でも】
児童書だったと思いますが、もしかしたら絵本だったかもしれません。

あの本のタイトル教えて!@児童書板 16冊目
http://peace.5ch.net/test/read.cgi/juvenile/1371123585/536

132 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2014/09/13(土) 03:58:11.49 ID:qMTHc+Ug

536 名前:なまえ_____かえす日[] 投稿日:2014/03/08(土) 00:24:40.58 ID:pcwkAycL
【あらすじ】
主人公が通っている小学校に、女教師が赴任してきて担任になる。
様々な誤解などから主人公がその担任に嫌われ、目をつけられる。
主人公が成長してヤンキー高校生になり、その女教師が勤める学校に乗り込み、嫌われる原因となった誤解を怯える女教師に対してまくし立てる。
ヤンキー高校生になって~というのは実は小学生の主人公が教室でうたた寝しながら見ていた夢だった。
しかし何故か同時に教室でうたた寝していた女教師も同じ夢を見ていたらしく、誤解が解けて主人公と和解できた。
【覚えているエピソード】
女教師が全校生徒の前でする挨拶で、「空を見上げてみてください」と言われ素直に見上げた主人公が眩しくてくしゃみをする。
授業中あくびが伝染する

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遅すぎて申し訳ない
本探しをしていたところ
『でてきたドジマサ』 山中恒 が引っかかったのでご報告

あの本のタイトル教えて!@児童書板 17冊目
http://peace.5ch.net/test/read.cgi/juvenile/1405959838/132

でてきたドジマサ (大日本の創作どうわ) (日本語) 単行本 – 1976/4/30
山中 恒 (著), 宮田 武彦 (イラスト)
http://amazon.jp/dp/4477166850

https://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I003818153-00
タイトル でてきたドジマサ
著者 山中恒さく ; 宮田武彦え
著者標目 山中, 恒
シリーズ名 大日本の創作どうわ,
出版社 大日本図書
出版年月日等 1976.4
大きさ、容量等 102p
大きさ、容量等 22cm
NACSIS-CATレコードID BN14665572
出版年(W3CDTF) 1976
対象利用者 一般
資料の種別 図書
掲載誌情報(URI形式) 大日本の創作どうわ,
言語(ISO639-2形式) jpn : 日本語


管理人のコメント:
山中恒『でてきたドジマサ』を念のため確認したところ、こちらの本で間違いなさそうだと分かりました。
確認に使用したのは大日本図書の1976年版です。
・女教師が「空をごらんなさい!」と言った時に主人公が眩しくてくしゃみをしてしまう(p.7-8)
・授業中あくびが伝染する(p13)
これらの場面を確認できました。
成長した主人公が学校に乗り込んでくるシーンに少し違いがありますが、あらすじはほぼ一致しています。
中盤以降の実際のあらすじは以下です。

ネタバレ注意
担任の女性教師・松村先生に問題児として目をつけられてしまった主人公のマサキは、クラスの子と間違えて松村先生に頭突きしてしまい、「大きくなったら、ヤクザにでもなるといいんだわ。」(p52)と言われ、算数の時間の間、教室の後ろのほうに立たされることになります。立たされながら、先生の言った通りにヤクザになったらどんな風だろうと考えます。
「――だけど、おれが、そのヤクザになってるころ、松村先生はまだ先生をやってるかなあ? もし、まだ先生をしてたとしたらどうだろう――
マサキはそのときのことを考えてみた。そうしたら、その光景はまるで、テレビ・ドラマでも見るみたいに、はっきり頭の中に思いうかべることができた。」(p.59)
このような文章で始まるので、読者を騙す形の夢オチとは少し違います。
教室に乗り込んできたヤクザのマサキは、他の子も同じことをしているのに自分ばかり目をつけられていたことや、今まで誤解されていたことを説明します。最後に、ヤクザのマサキが短刀を机に突き立てると、松村先生は恐ろしさのあまり倒れてしまいます。
現実のマサキはその後、優しい女の子の高月ヨシ子に揺すぶられてハッとし、自分が催眠術にかかったようにぼうっとしていたことを知ります。松村先生も、クラスのみんなが練習問題を解いている間、マサキのほうをじいっと見ている不思議な状態だったと説明されます。現実の松村先生も青白い顔をして倒れ、保健室に運ばれていました。マサキと松村先生はどうやら同じ光景を見ていたようで、仲直りします。


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