那須正幹(なすまさもと)『屋根裏の遠い旅』(やねうらのとおいたび)

834 名前:なまえ_____かえす日[] 投稿日:2019/06/30(日) 21:28:14.07 ID:c0wKxyt8
【いつ読んだ】
2004年より前だと思います。

【物語の舞台となってる国・時代】
現代の日本→パラレルワールドの過去の日本・昭和(第二次世界大戦に勝った直後?)

【翻訳ものですか?】
いいえ

【あらすじ】
少年2人?が昭和時代の日本にタイムスリップ。しかしその日本はパラレルワールドであり、第二次世界大戦に勝っていた世界だった
2人は元の世界の手がかりを探して色々と手を尽くすが、戻れないまま物語が終わってしまう

【覚えているエピソード】
旧校舎?だか何かに探検に行って、迷ったものの何とか脱出すると、外の様子がどこかおかしい。古ぼけたような不安になる雰囲気。(もしかしたら、旧校舎とかは私の記憶違いかもしれません)
少年たちは周囲の情報や雰囲気から過去の昭和?にタイムスリップしてしまったと気がつき、その時代がよく分からないお祭り騒ぎの真っ最中な事に面食らいます。
それもそのはず、少年達がタイムスリップしたのは少年達が生きていた時代の過去ではなく、第二次世界大戦に勝利して国中が浮かれているパラレルワールドの過去の日本だったのです。

元の世界に戻る方法を探した2人の少年は物語の最後の方でようやく手がかりを探り当てます。
自分達と同じような体験をして、恐らく同じ時代と時間からタイムスリップしてこの時代に迷い込んだ人間の存在を知り、会う約束?(ここちょっとおぼろげです…)を取り付けます。
しかしその前夜、その彼の奥さんから連絡が入ります。
錯乱し、何かどこかから戻って来たなどと意味不明な事をしゃべっているため、休ませたいから会えない…といった内容でした。
少年2人は直感します。ああ、彼は元の世界に戻れたんだなと。
唯一の手掛りを失い途方にくれる2人。不穏な空の描写に、また新たな戦争の始まりをほのめかすような描写で物語が終わります。

【本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵】
挿絵はあったような気がします。

【その他覚えている何でも・解決のためにやったことなど】
夕焼けに関する言葉がタイトルや本文に印象的に入っていたかも?

おぼろげな部分が多くて申し訳ないです…「夕焼け 第二次世界大戦 勝 タイムトラベル」等で調べてはみたのですが、どうも検索ワードが悪いのか、私の力では探し当てる事が出来ませんでした。
よろしくお願いいたします。

835 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2019/06/30(日) 22:08:59.84 ID:tc4clsf2
>>834
那須正幹『屋根裏の遠い旅』でしょうか?

839 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2019/07/01(月) 13:47:16.51 ID:vYdyMIVw
>>835
ああああああー!!!!これですこれですこれ!『屋根裏の遠い旅』です!!!
ありがとうございます!完璧です!

それにしてもまさかズッコケ三人組の作者さんと同じだとは…
当時凄くズッコケ三人組が好きでシリーズ全部読破する程に没頭したのですが、同じ方の著作だとは欠片も思いませんでした。
今考えてみると、主人公達の描写に少しばかりこの方の作風が感じられるような気がします。
故あってここの所数年頭の片隅に引っ掛かっていたのですが、ようやくその澱みが解消されたような気分です。回答頂きありがとうございました!

あの本のタイトル教えて!@児童書板 20冊目
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/juvenile/1514624373/834-839

屋根裏の遠い旅 (偕成社文庫) 単行本 – 1999/2/1
那須 正幹 (著), 渡辺 ひろし (イラスト)
http://amazon.jp/dp/4036522906
表紙画像有り
内容(「BOOK」データベースより)
教室の屋根裏にはいりこんだ省平と大二郎。「六年三組」の教室にもどってきたがそこは、どこかようすがちがっていた。ふたりは、日本が太平洋戦争に勝った世界にまよいこんでしまったのだ。その世界の日本は、軍部が強大な力をもちいまだアジアで戦争をつづけていた。小学上級から。

屋根裏の遠い旅 (偕成社): 1975|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000796157-00

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