早乙女勝元(サオトメカツモト)「火の夜」(ヒノヨル)?

602 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2005/04/29(金) 13:40:51 ID:DjcEPa4H
20年以上前に、図書館で借りて読んだ太平洋戦争物です。
・空襲中に、女の子が狭いところをくぐろうとして頭がはまってしまう。
泣いているうちに血が上ってますます抜けなくなり、しばらくしてぐったり
した頃にようやく抜けて助かる。
・女の子は、終戦直後に米軍機が落としていった鉄板が頭に当たり
死んでしまう。今際の際に「天国ってあるの?」「もう一度遊びたい、
あの原っぱで!」というセリフがある。
こういうシーンがありました。よろしくお願いします。

603 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2005/04/29(金) 20:19:53 ID:Kn4iAWNQ
>>602
早乙女勝元の「火の夜」という話に、上にあたるシーンがあります。
主人公は女の子の近くの家に住む、少し年上の男の子で、
空襲から避難する為にとりあえずの集合場所のようなところへ行った時、
女の子が飼っていた小犬を追いかけてて柱に挟まってしまいます。
抜けられなくなり、置いて逃げるわけにもいかず、
どうしようと考える中、主人公は石鹸を使って摩擦を小さくすることを思いつき、
一人で石鹸を探しに行きます。
ぎりぎりで小さな石鹸を見つけ、何とかまにあって
石鹸を泡立てて女の子を助け出します。

ただこの話はラストが全く違い、
女の子は助かって大人になり、主人公を探し出して手紙をくれたと思います。

604 名前:602[sage] 投稿日:2005/04/29(金) 20:44:07 ID:DjcEPa4H
確かに石けんを使ってというのを思い出しました。
何か、二つの話が混ざって記憶されてたようです。
ラストがすごく泣けたんだけどな。
死んじゃうのは何の話だったんだろう。

http://book3.5ch.net/test/read.cgi/juvenile/1105100365/602-604

火の夜 (フォア文庫) 新書 – 1987/3
早乙女 勝元 (著), 鈴木 たくま
http://amazon.jp/dp/4652070632
内容(「BOOK」データベースより)
新聞のたずね人欄を見ていた光男は、「あっ」と声をのんだ。小さな活字の中に、行方不明のアコちゃんの名前をみつけたのだ。生きていたんだ!…昭和20年3月9日夜、アメリカ軍のB29三百余機が東京下町一帯を無差別爆撃してきた。空襲警報の中、逃げまどう人々におそいかかる炎の嵐。六つだったアコちゃんの胸に小犬のチビがしっかり抱かれていた。少年の心は、友情も愛も奪った東京大空襲を忘れない!

http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001847862-00
タイトル 火の夜
著者 早乙女勝元 作
著者 鈴木たくま 画
著者標目 早乙女, 勝元, 1932-
著者標目 鈴木, 琢磨, 1918-2005
シリーズ名 フォア文庫
出版地(国名コード) JP
出版地 東京
出版社 理論社
出版年 1987
大きさ、容量等 156p ; 18cm
ISBN 4652070632
価格 430円 (税込)
JP番号 87025324
出版年月日等 1987.3
NDC(9版) 913 : 小説.物語
要約・抄録 昭和20年3月10日,東京の大空襲の夜,光男の幼ななじみのアコちゃんは火の中にとりのこされてしまった。反戦童話の作品集。 (日本児童図書出版協会)
対象利用者 児童
資料の種別 図書
言語(ISO639-2形式) jpn : 日本語

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