寺村輝夫(テラムラテルオ)『おばけのはなし3』

484 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2006/03/20(月) 01:58:03 ID:ygjp9Yzx
[いつ読んだ]1980年代前半
[あらすじ] 日本の怖い昔話をいろいろ集めた短編集です。
[覚えているエピソード]かぼちゃ女

ある村の川辺に、顔が異様に大きい女の妖怪が出没し
「くう、くう、腹の虫」と泣きながら村人を怖がらせます。

困った殿様は武芸者達に退治を依頼しますが、みな返り討ちに
あいます。最後に行くことになる弓使いが村の住職に相談した
ところ「大きな顔ではなく胴体を狙え」とアドバイスされます。

弓使いがそのとおり胴体を射抜くと、妖怪は大きな蛇に姿を変えて
川へ逃げていき、二度と姿を現すことはありませんでした。
住職曰く「昔飢饉の時に、空腹からかぼちゃを盗んで殺された女がいた。
その無念から化けて出たのだろう」と。
殿様はその女を慰める為に祠をつくり、奉ったのでした。

[物語の舞台となってる国・時代] 江戸時代以前の日本
[本の姿・ハードカバー・挿絵] ハードカバー、挿絵は比較的コミカルなお化けの絵でした。
[その他覚えていること何でも] 全3巻でした。

485 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2006/03/20(月) 02:48:30 ID:PMJ5KydN
>484
覚えのある話です。
 あかね書房
 寺村輝夫のむかし話シリーズ「おばけのはなし」ヒサクニヒコ画
それともシリーズ中の一作かと思うのですが

参考までにおばけばなし1巻収録は以下の9話とのこと
「のっぺらぼう,ひとつ目こぞう,ばいろんのばけもの,
 ばけものたいじ,かっぱのいずみ,糸ぐるまの女,
 こめくわぬよめさん,ばけねこおどり,目なしゆうれい」

486 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2006/03/20(月) 02:54:29 ID:PqIaAGUF [2/2]
458さんの情報を頼りに調べてみました。
第3巻に「かぼちゃへび」という話が収録されてます。

ついでにここの31-33が、484さんの質問内容とほぼ一致。
http://hobby2.2ch.net/occult/kako/1035/10355/1035538023.html

496 名前:484[sage] 投稿日:2006/03/22(水) 01:49:37 ID:qDpZFGDz
>485
>486 さん

それです!早速のレスありがとうございました。

486さんのリンク先にも書いてありましたが
この「かぼちゃへび」と「ねこのおちゃ」が
当時最強に怖かったのを覚えています。

http://book3.5ch.net/test/read.cgi/juvenile/1134797744/484-496

おばけのはなし〈3〉 (1979年) (寺村輝夫のむかし話) - – 古書, 1979/6
寺村 輝夫 (著), ヒサ クニヒコ (イラスト)
http://www.amazon.co.jp/dp/B000J8GFKM

http://id.ndl.go.jp/bib/000001416413

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