西内ミナミ(にしうちみなみ)『しまねこシーマン影の国へ』(しまねこシーマンかげのくにへ)

578 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2006/04/07(金) 14:20:39 ID:3dLZH4nx
[いつ読んだ] 10~15年位前です。
[あらすじ]
主人公は飼い猫です。ある日、この猫が病気にかかり、臨死体験をするという話です。
具体的にはこのような感じです。
主人公の猫はある日病気にかかり、気がつくとどこかの鉱山にいた(実はそこは黄泉の国?のようなものらしいです)。
彼はそこで現場監督として働かされることになる(猫は夜目がきくから)。
そこでは人間も働かされているが、彼らは皆現実世界では死にかかっている人たちで、この鉱山で力尽きると本当に死んでしまう。
このまま働かされては助からないと考えた主人公の猫は、人間たちを指揮して脱出をはかる。
気がつくと猫は現実世界に戻っており、病み上がりの状態で悪寒に震えていた。

[覚えているエピソード]
主人公の猫の前に現場監督をしていたのは、彼の友人の野良猫。
主人公の猫の上司は確か黒い大きなコウモリで、彼が脱走しようとした時に小さなコウモリをいっぱい連れて襲いかかってくる。
冒頭、主人公の猫が意識を無くす(本当は病気が原因)時、大きな木の「影」に襲われて意識をなくします。

[物語の舞台となってる国・時代]黄泉の国?と日本
[本の姿]ハードカバーだったと思います 。

ご存じの方おられましたら教えてください。

あの本のタイトル教えて!(児童書板) 6冊目
http://book3.5ch.net/test/read.cgi/juvenile/1134797744/578

しまねこシーマン 影の国へ 単行本 – 1984/12
西内 ミナミ (著)
http://amazon.jp/dp/4841602402
表紙画像有り

しまねこシーマン影の国へ (佑学社): 1984|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001707006-00


管理人のコメント:
あの本のタイトル教えて!@児童書板 17冊目
http://peace.5ch.net/test/read.cgi/juvenile/1405959838/400-407
まとめ記事:http://anohon.starfree.jp/?p=15207

解決済みの質問と内容が似ていると思ったので、念の為現物を確認しました。『しまねこシーマン影の国へ』でほぼ間違いないと思われます。

・しましま模様のシーマンという飼い猫が流行性鼻気管支炎にかかってしまう。
・シーマンは影に引っ張られる力を感じ、公園に行き、気がつくと黒ダイヤ工場にいる。そこで所長として働くことになる。代々、所長は夜目のきく猫と決まっていると大コウモリに説明される。
・「おまえたち、まだ、わからんのか。ここが、もう、すでに、死ととなりあわせの、暗やみの国だということが。死の国そのものじゃなくてもさ、どうせ、みんな近いうちに死ぬのさ。」(p.44)というセリフがある。
・シーマンは黒ダイヤ坑道が公園のいちょうの木の影にそっくりな形だと気づき、鉱員たちを連れて坑道へ行く。
・脱出する直前に小さいコウモリの群れが追いかけてくる描写がある。(p70)

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