74 名前:なまえ_____かえす日[] 投稿日:03/10/03(金) 11:02 ID:97Ij71Wu
18年ほど前に読んだ短編2つ。
(1)昔のイギリスかどこかが舞台。
瘰癧(るいれきと読む。頸部リンパ節結核)の醜い痕のある少年。
彼の母親は彼の痕を直すため必死に治療代を稼ごうとする。
王族が触れたら瘰癧の痕が直ると信じられていたため
母親が女王様のところへ少年を連れて行ったという記述が途中にある。
物乞いか何かをやっていた母親を恥じて少年は冷たく当たってしまい、
話の最後で、成長した彼はその事を深い後悔とともに思い出している。
(2)大正か昭和初期の日本が舞台。
目の悪い少年が主人公で、家は裕福。
前半‥途中おばあさんが玉子焼き器を買ってきて玉子焼きを焼く。
少年は喜んで一口食べるが、酒が入っていたため吐き出してしまい
おばあさんと気まずくなる。
後半‥小間使いの少年が紙を買ってきて、自分で絵を書いて色を塗って
カルタを作っているのを見て、少年は自分も混ぜてくれないかというが
小間使いは拒否し、腹を立てた少年はおばあさんに頼んで
作りかけのカルタを取り上げさせ、塗ってみるが色がグシャグシャになって
嫌になって投げ出してしまう。数日後、カルタが雨ざらしになっているのを見て
少年は小間使いにひどい事をしてしまったと後悔する。
多分どちらとも別々の本に入っていたと思います。
小学校低学年のころに読んだのでかなりあやふやで、調べても分かりませんでした。
えらく長い文になってしまいましたが、ご存知の方がおられましたらよろしくお願いします。
797 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:04/04/04(日) 01:18 ID:wDOwHo33
>>74
亀レス失敬。
(1)鈴木三重吉の「老博士」
(2)楠山正夫の「祖母」だと思います。
私は両方とも、小峰書店から出ている「赤い鳥 五年生」
で読みました。
http://book3.5ch.net/test/read.cgi/juvenile/1064147115/74-797