クラリン「さよなら〈コルデーラ〉! 」

553 名前:なまえ_____かえす日[] 投稿日:2008/03/10(月) 23:21:01 ID:C1ufKogJ
【いつ読んだ】        
 35年前くらい
【あらすじ】
 貧しい農家の幼い兄妹の物語。
 ある日、父親が一頭の牛を連れてきて兄妹は新しい兄弟ができたように喜び、
 名前をつけて毎日大事に世話をする。
 けれど、やがて金に困った親はその牛を売ってしまい、二人は悲嘆にくれる。
 兄妹の家の側に鉄道の線路が通っていて、売られた牛はその鉄道で列車に乗せられて輸送されることを知った二人は、
 その列車が通る時、牛の名を大声で呼んで手を振って別れを告げる。
 やがて歳月が流れ、二人が大人になった頃、戦争が起き、兄は兵隊にとられる。
 兄を乗せた兵士輸送の列車もかつて牛を運んだのと同じ鉄道を走り、妹は兄の列車に向けて兄の名を呼び叫ぶ。
 それに答えて兵士姿の兄も列車から妹の名と昔売られた牛の名を呼び、別れを告げる。
 列車が走り去り、一人残された妹は
 「ああ、○○(牛の名)も××(兄の名)もみんな列車で去ってしまう」
 と思いもう一度「さようなら、××、さようなら○○」と呼び叫ぶ。
【覚えているエピソード】
 兄妹はもともと家のそばを走る列車が大好きで
 牛の世話をしながら列車が通たびに手を振ったり叫んだりして遊んでいた。 
【物語の舞台となってる国・時代】
 20世紀初頭~第一次世界大戦頃?のヨーロッパ。
 (ドイツかフランスかイタリアあたり)
【本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵】
 学研の読み物特集号(何年生かは覚えていない)に載っていた短編。
 オールカラーページの挿絵でした。
【その他覚えている何でも】
 タイトルは「さようなら○○(牛の名)」だったと思います。

554 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2008/03/10(月) 23:38:05 ID:ZRYQB9fr
>>553
読んだことないんですけど、集英社から出てた「世界の動物名作」というシリーズに、
「さよならロスカ」(マーフィ作)というのが入ってます。
本の装丁はこんな感じ。どうでしょう?
http://page2.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b72204609

国際子ども図書館のDB、同じ本なのに「さよならロスカ」(マーフィ作)と
「さよなうらロスカ」(マーフィー作)と両方入力されてる。いい加減だな。

555 名前:554[sage] 投稿日:2008/03/10(月) 23:39:28 ID:ZRYQB9fr
失礼、「学研の読み物特集号」のくだりを読み落としていました。
となると、別の本の可能性が高いですね。

556 名前:なまえ_____かえす日[] 投稿日:2008/03/10(月) 23:50:23 ID:C1ufKogJ
>>554-555
さっそくのレス、ありがとうございます。
よく覚えてないんですが、牛の名前はもうちょっと長くて途中「ー」と伸ばす音が入っていたような記憶があります。
ひきつづき、なにか心当たりがあれば、よろしくお願い致します。

557 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2008/03/11(火) 00:17:24 ID:e6mUiK3R
読み物特集に載ったのは
「さよなら〈コルデーラ〉! 」

558 名前:なまえ_____かえす日[] 投稿日:2008/03/11(火) 00:27:33 ID:3Aymq2mZ
>>557
わー、ありがとうございます。
そうそう、そんな名前でした。
スペインの小説だったんですね。
こんなにすぐにわかるとは思わなかったので、感激です。

http://love6.5ch.net/test/read.cgi/juvenile/1192631127/553-558

イワシの埋葬―スペイン短篇選集 単行本 – 1996/10
野々山 真輝帆 (編集)
http://www.amazon.co.jp/dp/488202411X

http://id.ndl.go.jp/bib/000002526993

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