57 名前:なまえ_____かえす日[] 投稿日:2011/08/19(金) 20:52:09.36 ID:iJCeFud+
【いつ読んだ】
90年代前半、図書館で借りて読んだ。おそらく児童書。
【あらすじ】
一人暮らしだった男の部屋から発見された日記・・・
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
自分の住んでいる部屋の向かいのビルの窓に美しい女が見える。
こちらの手の動作をその女が真似る。
おもしろくなっていろいろなポーズをとらせていたが、
ある日気付く。女が真似ているのではなく、いつのまにか
こちらが女の真似をしていることに。
男は女に操られていた。恐怖する男。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
カーテンで首をつった男の死体が発見される。
その死体の影から大きな蜘蛛が這い出たことに気付くものはいなかった。
<大きな蜘蛛(頭は女)と蜘蛛糸に吊られた小さな男の挿絵が入っていた。>
【覚えているエピソード】
恐怖で狂っていく男の文章がコワイ。
【本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵】
カバーはシンプルだったような。
【その他覚えている何でも】
ギロチンされた後に意識がある内はまばたきをして下さい、と死刑囚に
頼む話も同じ本に入っていたはず。
60 名前:なまえ_____かえす日[] 投稿日:2011/08/19(金) 21:26:44.63 ID:J+RExd7n
>>57
こちらが参考になりますか?
http://d.hatena.ne.jp/fulate/20060119/p2
>怪奇小説かな?
>昔の図書室のホラー傑作選で読んで小学生の俺はかなりびびらされたんだけど・・・・
>日記形式で進む話で、向こうの部屋の窓から見える美女と、恋愛関係におちいる話。
>実は女は・・・・なんだろ?蜘蛛女かな?最後の方で主人公が自分の名前を日記に書きまくって、
>結局死んじゃう話。
>ハンス・エーベルスの「蜘蛛」かも。
>「自殺ホテル」というタイトルで子供向けに翻訳されたとある。
62 名前:なまえ_____かえす日[sage] 投稿日:2011/08/19(金) 23:39:04.51 ID:xB7EtcTk
>>57
>おそらく児童書
>カバーはシンプルだったような。
この2点と短編集らしいところから
ちくま文学の森6巻 恐ろしい話 じゃないかな、と言ってみる
児童文学とは言い切れないから、見当違いだったらごめん
63 名前:60[] 投稿日:2011/08/20(土) 00:06:33.75 ID:QlD/oSBk
>>57 >>62
手元にある「恐ろしい話」を読んでみました。
ギロチンの話はこの本の中のリラダン「断頭台の秘密」で
間違いありません。
しかし、エーベルスの「蜘蛛」はこの本には収録されていません。
これを下敷きにしたあるいは想を得た話も、目次を見るかぎりではなさそうです。
67 名前:なまえ_____かえす日[] 投稿日:2011/08/21(日) 08:10:07.50 ID:SsKxy8X6
>>60
>>62
>>63
ありがとうございます!
話そのものは、ハンス・エーベルスの「蜘蛛」で間違いなさそうです。
でも「ちくま文学の森6巻 恐ろしい話」には載ってないんですね・・。
ギロチン話と一緒に載っていたというのは勘違いなのかなあ?
「自殺ホテル」という名称でどこの児童書に載ったのかが分かれば
よいのですが。
79 名前:なまえ_____かえす日[] 投稿日:2011/08/26(金) 13:10:56.10 ID:Ydr8Ne3u
(略)
>>57
一冊に収録されているわけではないのですが、
くもん出版の「幻想文学館」シリーズ(5冊) では?
3、奇妙な動物の話 にエーベルスの「クモ」、
4、悪夢のような異常な話 にリラダンの「死刑台の秘密」
が収録されています。
頭が女になった大グモの糸に吊られた男の挿絵も確認しました。
あの本のタイトル教えて!@児童書板 14冊目
http://toro.5ch.net/test/read.cgi/juvenile/1312560424/57-79
恐ろしい幽霊の話 (幻想文学館) 単行本 – 1989/7
江河 徹 (編集), 建石 修志
http://amazon.jp/dp/4875764847
表紙画像あり
内容(「BOOK」データベースより)
内外の著名な作家による幻想的な文学作品(怪奇、恐怖、悲劇、ミステリアスな物語)をテーマ別に編集。
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001992765-00
要約・抄録 白い手の幽霊(レ・ファニュ)耳なし芳一(小泉八雲)緑の怪物(G・ネルヴァル)カンタヴィルの幽霊(O・ワイルド)他。 (日本児童図書出版協会)
なぞめいた不思議な話 (幻想文学館) 単行本 – 1989/7
江河 徹 (編集), ひらい たかこ
http://amazon.jp/dp/4875764855
表紙画像あり
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001992778-00
要約・抄録 沖の娘(J・シュペルヴィエル)銅版画(M・R・ジェイムズ)魔術(芥川龍之介)夢の子ども(C・ラム)夢十夜(夏目漱石)他。 (日本児童図書出版協会)
奇妙な動物の話 (幻想文学館) 単行本 – 1989/7
江河 徹 (編集), 林 浩一
http://amazon.jp/dp/4875764863
表紙画像あり
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001994054-00
要約・抄録 黒猫(E・A・ポー)狼人間(F・マリアット)よだかの星(宮沢賢治)猿の手(W・W・ジェイコブズ)蛇(森鴎外)他。 (日本児童図書出版協会)
悪夢のような異常な話 (幻想文学館) 単行本 – 1989/8
江河 徹 (編集), おぼ まこと
http://amazon.jp/dp/4875764871
表紙画像あり
内容(「BOOK」データベースより)
死と復活の背中あわせ。小学上級から大人まで。
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002001802-00
部分タイトル ハゲタカ カフカ著 羽田功訳. 手 モーパッサン著 奥田恭士訳. サノックス卿夫人の事件 ドイル著 江河徹訳. 死体置き場 ラヴクラフト著 高橋啓訳. 金髪のエックベルト ティーク著 畔上司訳. 桜の樹の下には 梶井基次郎著. ミイラづくりの女たち シュウォッブ著 高野優訳. 大うずメエルシュトレエム ポー著 高橋啓訳. 不老長寿の霊薬 バルザック著 奥田恭士訳. 死刑台の秘密 ヴィリエ・ド・リラダン著 小林修訳. 解説 江河徹著
ファンタスティックな恋の話 (幻想文学館) 単行本 – 1989/8
江河 徹 (編集), 宇野 亜喜良
http://amazon.jp/dp/487576488X
表紙画像あり
内容(「BOOK」データベースより)
愛と死の神秘的な結晶。小学上級から大人まで。
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002001803-00
部分タイトル 砂男 ホフマン著 畔上司訳. エルマゴールの物語 レニエ著 武田満里子訳. 白痴のバチスト ノディエ著 高野優訳. アトランティスの物語 ノヴァーリス著 畔上司訳. 死女の恋 ゴーチエ著 高野優訳. エミリーにバラを フォークナー著 高橋啓訳. 解説 江河徹著
http://iss.ndl.go.jp/books?ar=4e1f&rft.title=%E5%B9%BB%E6%83%B3%E6%96%87%E5%AD%A6%E9%A4%A8&rft.pub=%E3%81%8F%E3%82%82%E3%82%93&display=&search_mode=advanced